マウンテンバイク、シクロクロスではメジャーなフロントシングルですがロードバイクのフロントシングルは有用なのか? フロントシングルの利点と欠点についてドゥーメンなりに説明してみたいと思います、  

 

■シングルにする必要性■

 ・重量 フロントダブル又はトリプル等の多段に比べるとシングルにした場合、チェーンリング1~ 2枚にフロントディレイラー ディレイラー台座 フロント用変速機レバー ワイヤー等が必要無くなり大幅な軽量化が可能です。

 

・操作性 電動変速機を除いて変速を簡素化でき変速の際に急激なギアの変動が少なくなり走りに集中ができます。 

 

・メンテナンス フロントの変速機が無くなり洗浄やBB等へのアクセスか簡単になります。 

 

・チェーントラブル シングル用のチェーンリングをしないとチェーントラブルが発生してしまいます。

 

・磨耗抵抗 変速機が無くなりチェーンラインもセンターになりチェーンに対する摩擦もへります、しかしナローワイド等のチェーンリングにより抵抗が増えるますが全体的に見ると軽減されるでしょう。

 

・多段化 フロントシングルによりMTB等では12段変速も実用化されており、今後ロードバイクにも12段もしくは更なる多段が期待できます。

 

・特化性 走行エリアに特化したギアの組み合わせになりやすくオールラウンドでの使用には多段化を待つしかありません。

 

 ■ワイドレシオ■

ワイドレシオとはスプロケットのギア比の最大と最小が離れているものを
ワイドレシオと呼んでいます。
・メリット
丁数が大きくなる事で軽いギアが生まれ坂等でのギアの選択が広がります、坂が苦手な方にオススメです。

・デメリット
歯の差が大きいとどうしても変速を行った際にガチャガチャと抵抗が生まれてしまいます。

■チェーン落ち■
ロードバイクでのチェーン落ちは防ぎたいトラブルの一つです、
普通のチェーンリングのままフロントシングルを行うとチェーンが落ちやすくなってしまいます、何故かと言とフロント変速機がチェーン落ちを防ぐ役目もしていたためです、その為フロントとシングルをする為には次に説明する特殊なチェーンリングもしくはチェーンガードが必要になります。

写真はPAUL CHAIN KEEPER 内側だけのチェーン落ちだけではなく外側にへのチェン落ちを防ぐことができ
シクロクロスでも人気です。

■チェーンリング■
シングル化に伴って最も重要な要素でダブルクランク等に付いてくるチェーンリングは変速をスムーズにするために歯の形状に工夫されています、そのチェーンリングをシングルで使用してしまうとチェーン落ちを誘発させてしまうのでシングル用のチェーンリングを使う事でチェーン落ちを防ぐ事ができます、多くが歯のナローワイドの仕組みでチェーン落ちを回避しています。

■ナローワイド■
ナローワイド[narrow/wide]
略すと
narrow幅が狭い
wide幅が広い
でチェーンリングの歯の幅を広いと狭いで交互になっていてチェーンを食い込ませる事でチェーン落ちを防いでいます。
ナローワイドのほかに歯の高さを高くしたり様々な方法でチェーン落ちリスクを回避した物をナローワイドチェーンリングと呼んでいます。
写真はSRAM Rival 1で歯が+-の形に整形されていています。

■問題点■
フロントシングル化にも問題点がいくつかあります、
・トップ側の歯数
スプロケットのロー側(軽いギア)に関しては大きくできるのですがトップ側に関しては特殊な物でない限りシマノで有れば11tが最小のギアになります11t以下のギアになるとフリーボディーの構造等の変更が必要になりメーカー側からの発売をまつしかありません。
現在のところスラムが開発したXDドライバー規格を使う事で9Tを使用する事ができます。

■まとめ■
軽量化、操作性の向上、メカトラブルの軽減には有用であり、
今後ロードバイクも12速化が進み後にスラムの1×シリーズのようにフロントシングルコンポーネントを各メーカーから登場するでしょう、それに伴いバイクメーカーもフロントシングルバイク専用フレームを開発してロードバイクの新しいジャンルとして発展していくでしょう。

現時点であればフロントシングルの恩恵を受けやすMTB・シクロクロス・ヒルクライム・TT等では有用であり今あるバイクをシングル化してみては?

書いた人→ドゥーメン

 

2018 5 のサイクルスポーツにも詳しくフロントシングル化の特集が組まれていましたので

更に詳しい情報が知りたい方にはオススメです。