商品の紹介

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 冗長な話は印象に残らないばかりか、ポイントをまとめる能力に欠けた人だと判断されてしまいがちだということは、ビジネスパーソンなら心当たりがあるだろう。営業トークのみならず、人間関係を円滑にするための世間話であっても、相手の気持ちを考えずに、だらだらと話を続ける人の評価は低い。本書は「3 分」というキーワードで、短時間に実りのある話をするコツや、自己主張する勘所などを解説したもの。最初に結論を持ってくるといった、よく耳にする内容ばかりではなく、具体的にどうすれば魅力的な話し方が会得できるのかといったノウハウに迫っているところが実用的である。
 著者は、02年に出版された『朝10時までに仕事を片づける』の高井伸夫。仕事の濃密化、スピード化を説いた前作同様に、「あらゆる事柄が迅速機敏に処理されなければならない」という前提のもと、話を短くする効用を説明している。また、講演などの長い時間が与えられている場であっても、「1つの話を3分以内にまとめる」という意識を積み重ねることが肝要とも説く。
 ただし、本書は話を短くすることばかりに終始しているわけではない。数値化した表現を印象的に交える方法、要約や比喩の能力を磨く方法など、印象的な話をするうえで、ぜひとも身につけておきたいワザにも言及している。また、無神経な一言を発しないための心持ちなど、「自分を磨く」ための方法も満載。ビジネス会話だけではなく、スピーチや日常会話における小粋な一言のためにも役に立つ1冊である。(朝倉真弓)
■日経BP企画
3分以内に話はまとめなさい
 スピーチ、プレゼンテーション、報告、指示など、ビジネスマンが人前で話す機会は多い。いずれの場合も、言いたいことを伝え、相手に納得してもらったり、感動してもらったり、行動してもらうには、「3分以内に話すこと」が効果的と著者は指摘する。講演など、長くなる話も基本は同じで、3分以内にまとめた話の積み重ねだという。本書は、どのようにすれば3分以内に話をまとめられるのか、例を挙げながら分かりやすく解説する。
 3分の話というと、文章量にして800~1100字程度。必要な話を簡潔に、要領よくまとめなくてはならない。結論を先に言うこと、自慢話はしないこと、知ったかぶりをしないことなどが重要だ。比喩を使ったり、適度に数字を交えたりすると、話が分かりやすくなる。こうして話を短くまとめる能力を磨くことによって、日本人が苦手な論理的な話の運び方や状況変化に適応する即応性なども身につくという。
 現代のビジネスマンは指示待ちで黙々と行動するタイプは評価が低い。自分で仕事を企画し、上に認めさせ、成果を上げるなど、自己主張し、自己表現することが大きな意味を持つ。「話し方で評価されている」ことを意識し、「よいしゃべり」ができるよう努力することが不可欠と説く。

■内容(「MARC」データベースより)
自分の言いたいことを伝え、納得・感動・行動してもらうためには、「3分以内に話すこと」が効果的な手段。どうしたら3分以内に話をまとめられるか、例をあげながらわかりやすく解説する。
出版社 相澤 健一, 2003/10/04
3分間で、人を動かす!
人間の注意力は3分が限度といいます。相手は自分の長いスピーチをイライラしないで好意的に受け入れてくれるでしょうか。言いたいことを簡潔にわかりやすく話すことは、相手に対する思いやりでもあり、また結果的に出来る自分をアピールすることにもなります。簡潔に、正確に伝えるためのノウハウが詰まった一冊です。
■著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
高井 伸夫
1937年名古屋市生まれ。1961年東京大学法学部卒業。1963年弁護士登録以来、およそ40年、人事・労務問題の専門家として経営現場に即した実学的な理論構築を旨とし、関与した労使紛争事案は1000件以上。企業の再建にも多くの実績を持つ。―国内外出張・連載執筆・講演・ボランティア等々、その活動は極めて強靭で、時間を最大限有効に使いこなす達人であると言われている。著者の講演は聴く者の心を捉えて離さない。問題点を的確に指摘し解決への方向性を具体的に説く著者の姿勢のなせる業であろう。法廷での弁論、反対尋問は大胆かつ細心、巧みで迫力に満ちており相手方さえ聞き惚れると定評がある。 1999年5月、中国政府より正式に認可を受けて上海に「日本高井伸夫律師事務所上海代表処」を開設(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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