商品の紹介
■内容（「BOOK」データベースより）
2034年、地球の夜空から星々が消えた。正体不明の暗黒の球体が太陽系を包みこんだのだ。世界を恐慌が襲った。この球体について様々な仮説が乱れ飛ぶが、決着のつかないまま、33年が過ぎた…。ある日、元警察官ニックは、病院から消えた若い女性の捜索依頼を受ける。だがそれが、人類を震撼させる量子論的真実につながろうとは!ナノテクと量子論が織りなす、戦慄のハードSF。
2034年、地球の夜空から星々が消えた。正体不明の暗黒の球体が太陽系を包みこんだのだ。世界を恐慌が襲った。この球体について様々な仮説が乱れ飛ぶが、決着のつかないまま、33年が過ぎた…。ある日、元警察官ニックは、病院から消えた若い女性の捜索依頼を受ける。だがそれが、人類を震撼させる量子論的真実につながろうとは!ナノテクと量子論が織りなす、戦慄のハードSF。
推薦者
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小椋一宏
- 多元宇宙論をベースに、ナノテク、バイオといった現代SFのおいしいところを全てとりこんだ欲張りなハードSF。一気に読ませるストーリーも然ることながら、将来夢のテクノロジーが実現したとき、人間の自己意識や、心がどのように変化するのかを、極めて現実的に描く点がすばらしい。たまには空想による現実逃避も必要だが、どうせなら圧倒的にリアルな空想を通して、一歩といわず三歩、四歩先を想像する発想力を高めたい。