11/18東戸塚校金曜・スクールフィードバック | フットプロム協会のブログ

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一般財団法人フットプロム協会が運営している“1on1サッカースクール”及び“YHプロミネンツ”のブログです。

子ども達の成長や課題、コーチからのメッセージ、そしてフットプロム協会の情報についても記載していきます。

こんにちは、エイウンコーチです。

本日は金曜東戸塚校のレッスンが行われました。

単数(1VS1)のディフェンスではまず、サッカーに於けるディフェンスの目的である「ゴールを守る」、「ボールを奪う」ということをあたまに入れてディフェンスをしてもらいました。

まずはボールとゴールを結んだ線上にポジショニングを取ってもらい、そこから徐々に距離を詰めながらボールを奪いに行ってもらいました。

またオフェンスがスピードに乗ってゴール方向に進入して来た際もオフェンスに追いつけそうになかったらゴール前に先回りし、シュートコースを防ぎもう一度1VS1の状態を作る事を確認しました。

先述したように「ゴールを守る」、「ボールを奪う」ためのヒントでしかないので、以前まで取り組んだディフェンスの原理原則を基に選手自身で工夫しながらディフェンスが出来たらと思います。

今日でいうとユウリ、ケントのディフェンスが良かったと思います。
2人ともボールにチャレンジ出来ないと判断した距離では強引に距離を詰めようとせずゴールを守り、距離が詰まってオフェンスを肘が曲がった状態で触れるような距離になった時はガッツリボールを奪いに行けていました。
またそのボールにチャレンジするときの姿勢も重心を低くして身体にアタックする強度の高いディフェンスが出来ていました。

続いて行った複数でのディフェンス(1VS2、2VS1+1)では、2人で協働してボールを奪う事に取り組みました。

具体的にはチャレンジ&カバーに取り組み、それぞれの役割を確認しました。

具体的には、
チャレンジ
→・サイドを限定しボールを奪うエリアを決める。
・切った方向に来た際は絶対に行かせない。
・奪えたらボールを奪う。
・抜かれたとしてもプレスバックをする。

カバー
→・チャレンジの選手へのコーチング。
・チャレンジが抜かれた際も対応できるポジショニング。
・シュートコースを消す。
・タッチが長くなったりなどオフェンスの足元から離れた際にプレッシャーを掛けれる事前準備。
などが役割として挙げられます。

チャレンジ&カバーを行う上で大切なのは選手間のコミュニケーションです。
お互いに意思を伝え合いながらひとつのボールを奪うようにしてもらいました。

カバーの選手が積極的に声をかけながらオフェンスを追い込み、ボールを奪えるシーンが沢山見れました。
特にチャレンジの選手が縦にボールを運ばせ、カバーの選手と1VS2を作って奪うディフェンスが多かったです。

少しパスラインを消せずに出てしまい、オフェンスにひっくり返されるシーンもありましたが、1VS1と同じでパスラインを消しながら出る事を確認してからは、カバーの選手が細かくポジション修正をしてドリブル、パスに対応できる立ち位置を取れる事が多かったです。

イロハ、ユウトは声をかけ続けながらチャレンジの選手を声でサポート出来ていましたし、オフェンスのドリブルにも対応でき、パスが来ても素早く寄せれる理想的な立ち位置を取る事が出来ていました。

全体としてはチャレンジの選手がカバーありきのディフェンスになってしまうのが少し勿体なかったと思います。

例えばカバーの選手のコーチング通りにワンサイドカットをした事で満足してしまい、プレスバックが出来なかったり、挟んでボールを奪えるようなシーンでもボールを奪うという意識が無く、ディフェンス有利な状態からオフェンス有利な状態にひっくり返されたりしていました。

もちろんチャレンジの役割はコースの限定ですが、先述したディフェンスの目的と照らし合わせた時に、ボールを奪える状況で奪いに行かないというのは勿体無いと思います。

少し複雑ではありますが、大きな目的がありその中での役割という風に頭を整理してプレーしてみましょう。

ではまた。