表面的な広告が多く中身が解らない
昨年末に紹介させて頂いた博報堂が実施した「大学に対する生活者意識調査 」。
気になったのは、⑤の中身がよく解らないということ。
■最近の大学や大学生の印象(複数回答)
①入学が難しい大学とやさしい大学の格差が大きくなっている(39.8%)
②就職活動への意識が強く、本来の勉強が不足している(33.0%)
③同じ大学でも、入試方法の違いで学生の学力に差が出る(30.2%)
④社会で評判のよい大学に進学する方が有利な社会だ(27.0%)
⑤表面的な広告/PRが多く、中身がよく解らない(25.6%)
特に大学の広報環境に対するアンケートではなく、”印象”という非常に漠然とした質問で、「表面的で中身が解らない」という回答が25%もあったということはある種致命的な課題ではないでしょうか。
自由に発信できる広告であっても表面的にしか情報発信ができていないということは、即ち「大学自体の価値」を理解していないか、無視してしまっているのではないかと思います。
効果的な広告を出すには、広報的な視点が大事であり、つまり第三者的な視点での価値検証と情報発信が欠如しているように思います。
加えて浸透を図るためには、入試課のみならず広報部門や学長室や法人広報部門とも連携をとり、統一見解の上で情報発信を行っていくことが重要だろうと思います。
広報連絡会議を定期的に行っていくことを是非お勧めします。
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