この作品の前に
「透過性恋愛装置 」をレビューしましたが、
元ネタは本作品というか、
この作品のスピンオフでできたのが「透過性恋愛装置 」なんですよね。
私は読む順番が逆になりましたが、
むしろ、ほぉ~、彼らはこうしてくっついたんか、、、、と
楽しめて読めました。
まるっきり「透過性恋愛装置 」とは趣が違います。
「透過性恋愛装置 」は、私がレビューの冒頭にも書いたように
主人公で受けの男がすんげー嫌いでww
ま、最後はかわいいやっちゃな~、なんて感じるようになるんだけど、
それでもやっぱり性格悪っ!って思うところもあるんですよねww
今回の作品は
受けも攻めもどちらかというと「静」。
でも内に秘めたる思いは
炎のように激しく熱い。
上海の情景と金魚がなんとも効果的で
美しい作品に仕上がっています!
かわい 有美子著「上海金魚」
しっとりとした花のような色香を持つ水端佑季の恋は、初めて訪れた異国の地、上海で終りを告げた。男の狡さに気付きながら、嘘を信じていた佑季は突然の別れに傷付き、旅先で出会った男、滝乃と体を重ねてしまう。滝乃の包み込むような優しさに、つかの間の関係だとわかっていても、心惹かれることを止められな い佑季だったが…。
読んでいると、カラーで情景が浮かぶようなんですよね。
恋人の嘘に傷ついたり、別れがあったり、
昼メロ調のようなドロドロした部分もあるのに
なぜかとても詩的なイメージを受けます。
かわいさんの作品ってそういうのが多いかなと思うのね。
私の好きな「いとし、いとしという心」もそうだし。
なので、あっという間にかわいワールドに引き込まれてしまうのかな。
佑季は恋人の伊藤に誘われ上海旅行へ行くんだけど、
伊藤は実は妻子がある立場なのね。
でも本当に愛しているのは佑季なのだ、といつも言っている男の常套句を言うヤツなんだな。
佑季は自分がゲ/イであることをひたすら隠している。
佑季のいた町はとても閉鎖的なところで
同級生がある日、ゲ/イだと知られ、凄惨な暴行を受けたのを目の当たりにし、
余計に自分の性癖を知られるのが恐くなったのだ。
(この暴行を受けたゲ/イの同級生とはのちに再会し友人関係に)
それに加え、今、付き合っているのは妻子ある男性。
ま、不☆倫ですな。
でも彼のことは全部信用できなくてもやっぱり信じたい、という気持ちがあった佑季。
だけど、それもこの上海旅行で彼の嘘が露見してしまい、
伊藤は一人帰国、佑季は旅行日程がまだあるため頑なに上海へ残ることを決意。
伊藤は偶然上海で仕事上付き合いのある滝乃と会い、
北京語も堪能な滝乃にこのあとの佑季のフォローをお願いするのだ。
これが滝乃と佑季が出会ったきっかけだったのね。
滝乃は「透過性恋愛装置 」の時にも思ったけど、
とても常識人で趣味もよく仕事もできる。
こういうと面白味に欠ける人に感じるかもしれないけど、
海外へ仕事上多く行くことがあるので、話題が豊富なのよね。
それに加え、センスがいいので、彼とともにいることはかなり楽しかったり。。。
だけど滝乃はノンケ。
ノンケを好きになることほど辛いものはない。。。
だけどなぜ滝乃が佑季に惹かれ、
佑季が滝乃に惹かれていったのか・・・・
ちゃんとわかるようになっているのね。
それも双方の目線から語られているので
よりわかりやすいと言うか。。。
上海でHもしちゃう二人だけど
でも、佑季は所詮相手はノンケだし、旅行の上での出来事なので
日本へ帰国しても連絡は取らずにいよう・・・と思っちゃうのだ。
佑季って私にしてみたらとても不思議なキャラだったわー。
なんというか、柔和でいて結構頑固だし、
流されているように見えて芯はしっかりしている。
人見知りでいて、「透過性恋愛装置 」の北嶋みたいなキャラとも
ちゃんと付き合っている。
この佑季は滝乃がちゃん付けして呼ぶほど、可愛らしい感じなのに
奥が深いキャラというか、多分、知れば知るほど、
「え?こんな面もあったの?}と感じちゃうキャラに思えるのよね。
滝乃も本当に佑季を大事にしているのが伝わってくるので
安心なお話でしょうかww
ただ、ただ、気になったところがあるとすれば、
滝乃と佑季の目線で語られているので、
今、どっち目線?と
一瞬、ちょっとわからない時があったかな。
さて、これも読んだので
「透過性恋愛装置 」と本作とが一緒になった
同人誌を心おきなく読み耽りました!
いやー、同人誌はエ口さがパワーアップしていましたね。
ええ、「透過性恋愛装置 」のカポーがwww
同人誌のレビューはまた後日。
H度
ストーリー度
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「透過性恋愛装置 」をレビューしましたが、
元ネタは本作品というか、
この作品のスピンオフでできたのが「透過性恋愛装置 」なんですよね。
私は読む順番が逆になりましたが、
むしろ、ほぉ~、彼らはこうしてくっついたんか、、、、と
楽しめて読めました。
まるっきり「透過性恋愛装置 」とは趣が違います。
「透過性恋愛装置 」は、私がレビューの冒頭にも書いたように
主人公で受けの男がすんげー嫌いでww
ま、最後はかわいいやっちゃな~、なんて感じるようになるんだけど、
それでもやっぱり性格悪っ!って思うところもあるんですよねww
今回の作品は
受けも攻めもどちらかというと「静」。
でも内に秘めたる思いは
炎のように激しく熱い。
上海の情景と金魚がなんとも効果的で
美しい作品に仕上がっています!
かわい 有美子著「上海金魚」
- 上海金魚 (CROSS NOVELS)/かわい 有美子
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しっとりとした花のような色香を持つ水端佑季の恋は、初めて訪れた異国の地、上海で終りを告げた。男の狡さに気付きながら、嘘を信じていた佑季は突然の別れに傷付き、旅先で出会った男、滝乃と体を重ねてしまう。滝乃の包み込むような優しさに、つかの間の関係だとわかっていても、心惹かれることを止められな い佑季だったが…。
読んでいると、カラーで情景が浮かぶようなんですよね。
恋人の嘘に傷ついたり、別れがあったり、
昼メロ調のようなドロドロした部分もあるのに
なぜかとても詩的なイメージを受けます。
かわいさんの作品ってそういうのが多いかなと思うのね。
私の好きな「いとし、いとしという心」もそうだし。
なので、あっという間にかわいワールドに引き込まれてしまうのかな。
佑季は恋人の伊藤に誘われ上海旅行へ行くんだけど、
伊藤は実は妻子がある立場なのね。
でも本当に愛しているのは佑季なのだ、といつも言っている男の常套句を言うヤツなんだな。
佑季は自分がゲ/イであることをひたすら隠している。
佑季のいた町はとても閉鎖的なところで
同級生がある日、ゲ/イだと知られ、凄惨な暴行を受けたのを目の当たりにし、
余計に自分の性癖を知られるのが恐くなったのだ。
(この暴行を受けたゲ/イの同級生とはのちに再会し友人関係に)
それに加え、今、付き合っているのは妻子ある男性。
ま、不☆倫ですな。
でも彼のことは全部信用できなくてもやっぱり信じたい、という気持ちがあった佑季。
だけど、それもこの上海旅行で彼の嘘が露見してしまい、
伊藤は一人帰国、佑季は旅行日程がまだあるため頑なに上海へ残ることを決意。
伊藤は偶然上海で仕事上付き合いのある滝乃と会い、
北京語も堪能な滝乃にこのあとの佑季のフォローをお願いするのだ。
これが滝乃と佑季が出会ったきっかけだったのね。
滝乃は「透過性恋愛装置 」の時にも思ったけど、
とても常識人で趣味もよく仕事もできる。
こういうと面白味に欠ける人に感じるかもしれないけど、
海外へ仕事上多く行くことがあるので、話題が豊富なのよね。
それに加え、センスがいいので、彼とともにいることはかなり楽しかったり。。。
だけど滝乃はノンケ。
ノンケを好きになることほど辛いものはない。。。
だけどなぜ滝乃が佑季に惹かれ、
佑季が滝乃に惹かれていったのか・・・・
ちゃんとわかるようになっているのね。
それも双方の目線から語られているので
よりわかりやすいと言うか。。。
上海でHもしちゃう二人だけど
でも、佑季は所詮相手はノンケだし、旅行の上での出来事なので
日本へ帰国しても連絡は取らずにいよう・・・と思っちゃうのだ。
佑季って私にしてみたらとても不思議なキャラだったわー。
なんというか、柔和でいて結構頑固だし、
流されているように見えて芯はしっかりしている。
人見知りでいて、「透過性恋愛装置 」の北嶋みたいなキャラとも
ちゃんと付き合っている。
この佑季は滝乃がちゃん付けして呼ぶほど、可愛らしい感じなのに
奥が深いキャラというか、多分、知れば知るほど、
「え?こんな面もあったの?}と感じちゃうキャラに思えるのよね。
滝乃も本当に佑季を大事にしているのが伝わってくるので
安心なお話でしょうかww
ただ、ただ、気になったところがあるとすれば、
滝乃と佑季の目線で語られているので、
今、どっち目線?と
一瞬、ちょっとわからない時があったかな。
さて、これも読んだので
「透過性恋愛装置 」と本作とが一緒になった
同人誌を心おきなく読み耽りました!
いやー、同人誌はエ口さがパワーアップしていましたね。
ええ、「透過性恋愛装置 」のカポーがwww
同人誌のレビューはまた後日。
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