短編集ですね。
どっちかってーと、私は1巻まるまるそのお話っていうのが
好きなんだよね。
どうしてもページの都合上、もっと読みたいのに消化不良的な作品が多いじゃない?

男女ならまだすんなりくっつくのもアリだけど
男×男だと
やっぱ、そこにいきつくまで色々葛藤があるんだと思うんですよ。

だからBLで短編というのは
もうちょい掘り下げて読みたい!と思うものが多いんだよね。

この「つまらない男」も
表題作他3編入っていて
「かたく手をつなごう」と「いつも手をつないで」は
続きものなんで、まだいいんだが
やっぱり表題作をもっと読みたーい!と思ってしまったよ。

好きなシチュなんで余計なの!

好きなシチュ・・・ええ、男ばかりの寮住まいwww
リーマン同志。眼鏡攻め。

やっぱりもちっと読みたかったww


山本 小鉄子著コミック「つまらない男」
つまらない男 (GUSH COMICS)/山本 小鉄子
¥610
Amazon.co.jp

ここは独身社員寮。「つまらない」と言われてフラれたばかりの俺は、寮のお隣さんで、超カンペキ後輩・烏馬に好きだと告られた——!ヤケ酒を飲んで風呂場で溺れた俺にいったいどうして?!今度こそ「つまらない」なんて絶対言われたくない!そこで俺は、ある決意をしたけれど…?



私はやっぱりリーマンものがなんだかんだといって
好きなんで、表題作が一番好きだったな。

「つまらない男」
仕事が出来て上司の受けもいい烏馬。
一方自分は「つまらない」と言われて振られてしまったダメ男。
ちょっと酔って帰ってきたらお隣の烏馬と鉢合わせ。

そのまま寮の共同お風呂に入っていたら
倒れてしまった橋元。

助けてくれたのは烏馬だったけど
その烏馬はなんと、橋元のことが好きだと告白してきて・・・・!


まー、ホ/モなんてそこらへんに転がってるわけじゃないだろうけど、
BLなんでそこらへんは言及しないでおこうww

そこで橋元くんはデスクも隣の烏馬のことが気になっちゃって
仕方なくなるのよね。
返事は保留にしてるんだけどさ。

でもほら「つまんない」って言われて振られたばかりじゃない。
だからこんなに仕事ができる烏馬が
自分とつきあってもつまらないって思われちゃったら・・・
そう思うと橋元はめちゃめちゃ仕事をするようになるのよね。

せめて仕事が出来る男と思われたい・・・・・という
なんともいじらしい考えなんだけどさ。

でもそんなことを考える前に橋元くん、
君、まだOKの返事をしていないんだけど・・・・・

ちょっとこの橋元くんは
自分の頭ン中で考えて勝手に完結させて
突っ走る傾向にあるようだww
描き下ろしもそんな感じだったもんねー。


同時収録の一つは「甘い部屋」
これは大学生同士ですねー。
という一言で終わりwww


「かたく手をつなごう」「いつも手をつないで」は続きもの。
単に幼馴染ものかと思っていたら・・
ちょっとシリアスな部分もあり。。。

仕事を辞めて地元に戻ってきた敦。
4歳年下で仲良しだった悟ももう高校生。
すっかり男らしくなった悟に告白されてしまった敦。

ここまではさ、結構よくあるパターン?と
思っていたんだけど、、、、

実は敦が地元に戻ってきたのにはわけがあって・・・

これがシリアスな内容だったのよね。。。

過去にあったことが原因で人に触れられるのが
極端に怖くなってしまった敦。

だけど、それをまるで高校生とは思えない包容力で
包み込んじゃう悟なのだ。
いいわー、羨ましい!!

「いつも手をつないで」
そのシリアスな部分がなくなった分
バカっポーになっておりますww

包容力バッチリな高校生も
両思いになったら
そりゃ、子供じみた独占欲だって生まれてくるよね!

小鉄子さんが描くと
ちょっとありふれた漫画でも
受け攻めの初々しさが手伝って
ほんわかとカワイイ感じに仕上がるんですよね。

H度ドキドキドキドキドキドキ
ペタしてね

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