小雨の中の街
アーケードなのに
少し濡れてる

形にならない水溜まりに

かかと浸して


どんなグラウンドに
僕らは立てるのだろう

無冠客試合にも見え
ユニフォームも汚さぬよう

今日も走っていたのかもしれない


ザーザー降りなったって
ぬかるんでしまったって


1人でも傘をさしていてくれるなら
もう一度

走っていくよ


君の顔とりだすなら
はじめはきっと

ほほえんでる顔

並行するように
取り出せはしない

寂しい過去


どんなグラウンドに
埋めて(うずめて)いくのだろう

無反応であってもいい


誰もいないとこで

受け入れる前に
声を腫らしていたい


散々知らされたって
ぬかれてしまったって

1人でも傘をさしていてくれるなら

また強く

地を蹴るよ






優しい思い出ばかりではないことを

人前以外で泣いてたことを

誰かは想像してくれるはずだよ

話さなくたってきっと...

きっと



ザーザー降りなったって
ぬかれてしまったって

1人でも傘をさしていてくれるなら
もう一度


走っていくよ




「 the ground 」

作詞 KIKUCHI GEN
作曲 KIKUCHI GEN
編曲 KIKUCHI GEN & World Weather