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平清盛　第ニ回『無頼の高平太』

清盛が舞を奉納した石清水八幡宮

◎『平清盛』登場人物／キャスト

「そちにも、このもののけの血が、流れておるからじゃ」
（~~タフマン~~白河上皇）

【あらすじ】
成長した平太（清盛）は、町に出ては博打に興じ、
悪戯を働いては逃げまわるというような奔放な
日々を送っていた。

父・忠盛に呼び出された清盛は、翌年に元服を
迎えることを知らされるが、家族に対し反抗的な
態度を取ってしまう。

平家の嫡男として育てられるも、己の出生の謎に
苛まれる平太。
夜霧の中、馬を走らせていると、学者風の妙な
男に出会う。
男は、清盛に現世の恐ろしさを説くのだった。

時は明けて元治４年、平太は元服を迎える。
「清盛」の名を授かるもなお、父忠盛に対し、
武士ではなく、野良犬として生きると反発する。

数日後、清盛の友人・鱸丸の父である滝次が、
白河院の発した生類禁断令※を破り、飢える村人の
ために漁をしたため、捕らえられてしまう。

※白河院は仏教の教理に従い、殺生を禁じた

清盛は御所に向かい、白河院に滝次の放免を
乞うが、白河院は全く取り合わない。

それでも食らいついてくる清盛に、白河院は清盛が
己の落胤であることや、実母の舞子が御所で死んだ
ことをありのままに告げる。

館に戻った清盛は、鱸丸に滝次を救えなかったことを
侘び、舞の稽古を申し出る。

石清水八幡宮にて、臨時祭が催された。
白河院の御前で舞台に立った平太は、怒りと憎しみを
込めて舞ってみせる。

舞い終わった清盛に白河院は、武士らしい舞であったと
声をかけ、去っていく。

清盛の舞を見ていた観衆の中に、あの学者風の男がいた。
この男こそ、のちに清盛の師となる高階通憲であった。

そしてもう一人。
源氏の嫡男・武者丸、後の源義朝も、清盛の舞に
興味を抱く。

【レビュー】
さて、第二回の放送が終わりました『平清盛』。

第ニ回は、自分の出生の謎に苛まれ、家族に反発する高平太と、
武士として生きることを誓った清盛のエピソードが中心でしたね。

あいかわらず「龍馬伝チーム」のコーンスターチを
使った汚し術がオープニングから炸裂。
懐かしさすら感じてしまいました。

ＯＰ曲で主人公が波打つ海岸を走るのも「龍馬伝チーム」
ならではなんでしょうか。

その清盛を演じる松ケンが初登場。
目を引いたのは平太の衣装、特に小物ですね。
第一回で父の忠盛が海賊退治をした際に手に入れた
宋剣、そして髪には、忠盛が舞子に送った鹿の角。

小物と、そして正装である直垂とは真逆の奔放な
衣装にも、清盛の生き様が反映されています。
このへんの細かい演出は実に見事。

さて、今回一大河が最も注目したのは、
清盛が石清水八幡宮で舞を奉納するシーンです。

白河院の前で、よもや暗殺でもする気かというほどの
殺気を漂わせた清盛の剣舞。

あれは白河院に殺された清盛の母、
舞子の弔いの舞ではなかったのか、と思うのです。
舞子は白拍子でしたからね。

さらに、落胤という運命に翻弄された過去の自分と
袂を分かつため、父・忠盛より授かった宋剣振るった
のではないか、と私は読みました。

白河院の言葉がそれを証明しているようでしたね。

「なかなか面白き舞であった。まこと、武士の子らしゅうての」

御辺（あなた）は、どのようにご覧になりましたでしょうか。

その絶大な権力を誇った白河院もついには崩御され、
世の中はタガを失ったように混乱していきます。
はてさて、清盛の運命は如何なる事になりましょうや。

第二回は清盛に大きく関わることになる新たな人物が
数多く登場しましたね。

~~海軍少佐広瀬武夫~~藤本隆宏氏演じる伊藤忠清、
~~コイケヤ~~阿部サダヲ氏演じる高階通憲、
~~中岡慎太郎~~上川達也氏演じる鱸丸、
そして、清盛の宿命のライバルとなる、玉木宏氏演じる
~~千秋先輩~~源義朝。

今後の彼らの活躍にも注目したいですね。

来週は宿命のライバル、清盛と義朝の邂逅！
第三回『源平の御曹司』にご期待ください！！

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第ニ回の「平清盛紀行」は京都府八幡市の石清水八幡宮

京阪電車「八幡宮」より
男山ケーブル「男山山上」下車、徒歩５分

よき記事がかけねばブログランカーにあらず。
どうかそれがしにお力をば。

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