Quarantaquatro.謝罪 | 5D's blog

Quarantaquatro.謝罪

日本人は謝れば良いと思っている。
欧米人は謝ったら負けだと思っている。
イタリアでサッカーをしていると明らかなシミュレーションで、ファウルをもらう奴が多い。
奴らに俺は謝ってしまう。
向こうが俺に悪質なファウルをすると奴らは大丈夫かと聞いてくる。
そして手を差し伸べてくる。この違い。

日本人は人目を気にする。
ファウルをされて痛くてもある程度我慢して、大丈夫、と言う。
イタリア人は少しも痛くなくてもめちゃめちゃ痛がる。
それはこちらからするともう恥ずかしいくらい。
全然当たってないのに、足を押さえてそれはそれは痛がる。
俺はそれを見て、恥ずかしい奴らだとほくそ笑む。

先日の試合で2対1で勝っていた時、相手チームの選手はとにかく執拗にこけまくった。
ちょっと触れただけでそれはそれは痛そうにこけてこけてこけまくりファウルを誘った。
が、審判はファウルを取らなかった。すると残り時間わずかだというのに審判に猛抗議。俺はそれを見て時間の無駄だとほくそ笑む。

日本語のスンマセンとかドーモみたいなニュアンスの適当な言葉が見つからず、
俺はよく謝ってしまう。スーパーのレジとかでもちょっと袋に入れる時間がかかっちゃうと次の人に謝ってしまう。
遅いのは俺よりもレジの姉ちゃんなのに。


簡単に謝るのは良くないが、謝らなくちゃならない時に謝れるのが日本人の良い所でもある。東電は謝罪をしている訳だから、今後謝罪した分取り返さなくてはならない。
謝罪したという事はもうミスを認めているのだから、もう後戻りできない。謝れば良いという事ではないという事を示して頂きたい。