役------------------------------------
・千景 真(チカゲ マコト)♂
 霊感がある。祖父母が住んでいた家を譲り受け、そこに住んでいる。世話好きで頼まれたら断れない性格。大学生。

・天邪鬼(アマノジャク)不問
 自分の思っている事は口にしないが、人一倍寂しがり屋。相手の思念を読み取れる。

・牛鬼(ギュウキ)♂
 時々、真の命を狙う奴。少々荒っぽいが頼りになる。根はいい子…のはず。

・土蜘蛛(ツチグモ)♂
 冷静沈着。真の言う事は何でも聞く。とっても頼りになる。

・つらら女(ツララオンナ)♀
 とても美しいが突然居なくなったりする。数時間すれば帰ってくる。ただの居候。

・下級妖怪
 真の力を狙う奴。

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配役
真♂
天邪鬼 不問
牛鬼♂
土蜘蛛♂
ツララ♀
※下級妖怪は出番が少ないので、兼役推奨。
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【シーン①契約の証】

真N  :大学の講義も一通り終わって、夕飯の材料も買い、家についた。…のだが、何故か明かりがついている。

(家の中へ)

真  :誰だ!!!!!

土蜘蛛:ん?俺は土蜘蛛だが…。お前は千景 真か?

真  :なんで僕の名前……。

ツララ:蜘蛛〜?どうしたの?あら、主さんが帰ってきたのね。

真  :はぁ!?主って何!

天邪鬼:覚えてないんだね。まぁ、無理もないよ。

牛鬼 :俺らと契約したのにな。

真  :契約?なんの事……?

土蜘蛛:これ。これが俺らの主の証。

(額に一つの印が浮かぶ)

真  :うわっ!何これ。

牛鬼 :お前、昔に俺らと契約したろ!

真  :昔……。

土蜘蛛:主はガキだったからな。覚えてねぇか…。

真  :小さい頃は、家の近くの原っぱで誰かと……。

ツララ:多分、私たちとね。貴方と契約したから遊んだの。

天邪鬼:そう、それに契約した以上、主の事を守らないといけないんだ。だから、此処に住まわせてもらうよ。

真  :はぁ!?何勝手に!

牛鬼 :守らなくても良いなら契約解除しろよ。俺は自由になりたいんだよ!

真  :解除の仕方……わからないし…。

土蜘蛛:わからない……?

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【シーン②契約の意味】

真  :ごめん!!それにしても契約って何するの?

天邪鬼:そうだな…。

下級 :ガァァァァッ!

ツララ:説明する手間が省けたんじゃない?

(外へ出る)

土蜘蛛:下級共が……。主の力が狙いか。

  真  :僕の力?

牛鬼 :自分で気づかねぇのか?普通の奴は4人も契約出来ねぇんだぜ?

天邪鬼:そんな事より潰さなくていいの?こいつら。

ツララ:そうよ。ま、私は戦闘に向いてないから頑張って。

天邪鬼:僕も、戦うのは無理。

牛鬼 :うわっ…つかえな。

土蜘蛛:とりあえず、指示してくれ、主。

 真   :指示って…。

牛鬼 :戦えって叫べ!早くしろ!

 真   :う、うん。……戦えっ!

土蜘蛛:力が…湧いてくる。

牛鬼 :あぁ…蜘蛛、雑魚をまとめろ!俺が潰す!!!!!

土蜘蛛:はいはい、おらぁぁぁぁぁぁぁ!

下級 :クソガァァァァァァァァァ!!!!!

ツララ:戦ってくれてる間に中へ!

牛鬼 :黙れぇぇぇぇぇぇ!!!!!

下級 :ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!

(雑魚、消滅)

土蜘蛛:ふぅ…終わったか…。

ツララ:大変!中にもっ!

(家の中へ)
(真、首を絞められてる)

牛鬼 :無事か、主!!!!!

 真   :くっ……っ!

土蜘蛛:主!!!!!

下級 :この力……欲しいぃぃ!

 真   :うぐっ……離……せ……。

牛鬼 :俺の主を離しやがれぇぇぇぇぇぇ!!!!!

下級 :ガ ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!

 真   :ゲホッ……ゲホッゲホッ…ハァ…ハァッ。

ツララ:大丈夫ですか!?

(真、意識がなくなる)

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【シーン③ 過去の記憶  土蜘蛛】

真 N :あれ…。ここは…どこ?

 真   :お兄さん、遊ぼ!!!!!僕は千景 真。お兄さんの名前は?

土蜘蛛:名前などない。

 真   :へんなのー!

土蜘蛛:ははっ。そうだ坊主。俺と契約しないか?

 真   :契………約?

土蜘蛛:あぁ、契約してくれたらお前を一生守ってやる。どうだ?

 真   :いいよ。何をすればいいの?

土蜘蛛:額を合わせて俺の名を呼べ。

 真   :お兄さんには名前がないんじゃないの?

土蜘蛛:お前の頭に浮かんだ名を呼べ。

 真   :やってみる。……―――――――!!!!!

(目が覚める)

天邪鬼:主……。やっと起きたね。皆を呼んでくる。

ツララ:主、目覚めたのね。

 真   :うん。僕は……何で……。

土蜘蛛:下級の雑魚に首締められて落ちたんだ。

牛鬼 :力の使い方も忘れてるみたいだしな……。てか、こんな奴、本当に凄いやつなのか?

土蜘蛛:まぁ、4体も契約出来てるんだしな。

天邪鬼:力は感じるんだけどね…。

 真   :さっきの夢は子供の時の……。

土蜘蛛:そうか…。それで何か思い出してくれたらいいんだが…。

 真   :何か言った?

土蜘蛛:いや、何も。身体、休めな。

 真   :うん、ありがと……Zzz

(翌日)

 真   :それで、アンタ達は誰。

土蜘蛛:俺は土蜘蛛。蜘蛛って呼んでくれ。

牛鬼 :俺は牛鬼。契約が解けるまで付いて行くだけだからな。

天邪鬼:僕は天邪鬼。よろしく。

ツララ:私はつらら女。戦闘は出来ないけど、家事は任せてね。

 真   :うん、わかった。それで僕の力ってなに?

牛鬼 :簡単に言えば、霊力だな。

天邪鬼:本当は結界張ったり、援護出来るはずなんだ。

ツララ:それなのに、自分では使い方がわからないとか…。

土蜘蛛:練習すれば大丈夫だろ。すぐ使える……はずだ。

 真   :そうか……。

土蜘蛛:今は簡易的な結界を張って、侵入を阻止しているがいつまで持つか…。

牛鬼 :万が一、入ってきても俺が潰すけど。

 真   :そういえば、これってお札だよね?

(胸元から何枚か出す)

ツララ:これは……。

天邪鬼:結界符に攻撃符……。何でこんなに持ってるの?

 真   :昔にばぁちゃんから貰ったんだ。ずっとお守りにしてた。

牛鬼 :だから今まで何も起こらなかったんだな。

土蜘蛛:だが、札は霊力を使わないと使えないはず…1体誰が主を守ってたんだ?

天邪鬼:久代(くよ)さんだね。あの人も多少は霊力を使えたみたいだから。

 真   :ばぁちゃんも……。

天邪鬼:主の母さんはつかえなかったみたいだけど。

 真   :そうだったんだ……ってもうこんな時間!いってきます!

牛鬼 :おいっ!どこに行くんだよ!

 真   :大学!これから講義なの!

(真、家を出る。)

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【シーン④過去の記憶   牛鬼】

(叢に隠れる牛鬼)

牛鬼 :ひひっ、討伐軍に倒されて身体が訛ってたからちょうどいい。

土蜘蛛:ん?何奴!

牛鬼 :チッ……バレたか…。お前は土蜘蛛。何故こんなガキと!!!!!

 真   :君はだぁれ?

牛鬼 :俺か?俺は牛鬼。ガキ、俺が怖くないのか?

 真   :全然。妖怪とかよく見るからもう怖くない。

牛鬼 :そうか……。

土蜘蛛:牛鬼、何をしに来た。俺の主に手出しするなよ。

牛鬼 :主ぃ〜?蜘蛛、こんなガキに仕えて楽しいのかよ。

土蜘蛛:楽しいぞ。向こうの世界より平和で。

牛鬼 :そうか、ならガキ、俺と契約しようぜ。

土蜘蛛:馬鹿か。人間は1体としか契約出来ないのをお前も知ってるだろ!

 真   :いいよ。契約しよう。

土蜘蛛:主!?待て、主の身体がもたない!

 真   :やってみないとわからないってばぁちゃんが言ってた。契約は君の時と一緒でいいんだよね?

土蜘蛛:まぁ……。

牛鬼 :話がわかる奴だぜ。

 真   :ありがとう。それじゃあこれからよろしく、牛鬼!

(眠りから覚める)

 真   :ん……。寝てたのか?って講義終わってる!!!!!

真 N :アイツらと会ってたから居眠りする事が多くなった。眠くないのに……。それに今まで忘れていた記憶が何で今になって……。

(車のブレーキ音)

 真   :え……。

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