6月13日(金)
朝ご飯を作ってから、上野の森美術館へ『五大浮世絵師展』を観に行ってきました。
前回東京に来た時、次は芸大付属の美術館に行こうかなあなんて思っていたのですが、さくっとこちらに変更。
昨日娘の病院について行って、一日中二人で同じ部屋にいると、却って娘にプレッシャーをかけることになると先生に言われ、昼間は外出することにしたのです。
平日の午前中だし…なんて余裕ぶっこいていたら、長蛇の列。
そうだった。東京ってそういうところでした。
喜多川歌麿『教訓親の目鑑 俗ニ云 ばくれん』
女性の表情、しぐさが細やかで素敵でした。
でも、着物の柄とかは国芳の方がいいかな。
蚊帳の中にいる女性の絵の、蚊帳を透かした描写が素晴らしくて目が離せません。
これで版画か!
東洲斎写楽『三代目坂東彦三郎の鷺坂左内』
私がイメージしていた写楽の絵はデフォルメの甚だしい大首絵。
でも思った以上にリアルなタッチに驚きました。
特に相撲絵は、一人一人の力士の表情がすごく繊細に描かれていて、ユーモラスですらありました。
葛飾北斎『富嶽三十六景 五百らかん寺さざゐどう』
初期の北斎の絵って、色鉛筆や水彩画のように色のぬり方がやさしいのです。
歌川広重『月に雁』
これは切手にもなった有名な絵。
後期の北斎に比べたら、広重の風景画はのっぺりと平たんに感じるけれど(そこがゴッホの琴線に触れた?)、色遣いが本当に繊細で、そしてしたたかな計算も感じられる。
パッチワークのように塗り分けられた岩や木々や土くれ。
雪の降る夜に詰めの先ほどだけ彩色された部分の目を引くこと。
広重、見直したぞ。←なにさま?
フォトスポットもあります。
音声ガイドの尾上松也のサインの横に特別展示の石川真澄『挑む』(2016年)
もちろん二代目尾上松也を描いたものです。
歌川国芳『小子部栖軽豊浦里捕雷』
国芳の絵は、色彩の華やかさが目立ちました。
つい最近『歌川国芳展』に行ったばかりで、そこで見た絵もありました。
説明書きが道立近代美術館の方が詳しかったので、先に行っておいてよかったなと思いました。
混んでいたのでしょうがないのでしょうが、「立ち止まるな」とか「あちらの方が空いてます」など、じっくり鑑賞するには職員の干渉がうるさかったです。
あと、このような展覧会にはあまり見かけないような高齢の男性がとても多かったように思います。
それから、絵そのものよりも版元の名前をいちいちチェックして「こんな人いたっけ?」なんて大声で言っている女性も、美術館初心者と思われます。
大河ドラマの影響ってすごいな。
「推ヲ、探セ。」
観る前は北斎っしょ、なんて思っていたのですが、観た後では、みんな違ってみんないい、なんですわ。
で、国芳の描いた猫のマグネットを買いました。
ベンチに座って休んでいたら、鳩の群れの中に一羽、白黒の鳩。
上野だけにパンダに寄せているのか?
上野の森からのスカイツリー。
今日は雨は降らないはずだけど、雲が怪しすぎるので早く帰ります。










