ヤマブキ

金運アップとは違いますが、お札をお財布に入れる時、肖像画の頭を下に向けて入れるようにしています。

そうするとお金が出ていきにくいんですって。

複数のHey!Say!JUMPメンバーが実行しているらしいです。

 

が、私の財布からは、気軽に出て行ってしまいます。

これをやってないともっと出て行くスピードが上がるのかしら。ドキドキ。

 

『金持ち父さん 貧乏父さん」でも、大事なのは大金を得ることではなく、手に入れたお金を失わないことだと書いてあったので、無駄遣いはしないようにしようと思っています。

金運アップは難しいもの。

 

 

 

 

 

 

本日の読書:あんの夢 お勝手のあん 五 柴田よしき

 

カバー裏より
『安政の大地震から一年も経たず、颶風(ぐふう)の高波に品川の街は呑み込まれてしまった。品川宿の宿屋「紅屋(くれないや)」も、かろうじて建ってはいたが、一階はすべて水に浸かり、二階は強風で屋根も壁も壊れて使い物にならなかった……。紅屋は建て替えのため二ヶ月の休業が決まり、その間、やすは政さんの親戚であるおくまさんから紹介された深川の煮売屋へ、年内いっぱい料理修行にでることに――。大好評「お勝手のあん」シリーズ、待望の第五弾!』

紅屋の建て替えのため二ヶ月間暇になったおやすは、深川の煮売屋を手伝うことになった。
同じ料理を作るにしても、料理旅籠で作る料理と煮売屋が作る料理は違う。
どういう人が食べるのか、によって、値段も味も手間暇も変わってくる。
そういうことをおやすは一つ一つ学んでいくのだった。

そしておやすは自分の夢に気づいてしまう。
自分の料理で紅屋を品川一の旅籠と呼ばれるようにしたい。
その台所で真ん中に立つのは自分であり、政も平吉もそこにはいない。

あんなに恩を感じているのに、まだ自分は政の足元にも及ばないのは重々承知なのに、そんな夢を心の奥底に隠し持っていた自分に気づいたとき、その業の深さにおののくおやす。
しかし夢を持つということは、そういうことだと認めることから始めなければいけないというのも事実なのだ。
おやすにそう思わせたのは、剣の道で名を成したいと夢を語る若き日の土方歳三。

もう一人、天文方の家に生まれた山路一郎も、ちょっとだけ顔を出す。

もしかするとおやすには、本人も知らない出生の秘密があるのかもしれないという匂わせも。

最後のほうに小夜とのやり取りのシーンが出てきて、ようやく「あん」が出てくるわけだけど、もはやこれ不必要な設定と思えてくる。
「おやす」でいいじゃん。