先週の月曜日に行った細胞診の結果が出ました。
これもまたガンでした。
あらあら。

そもそも最初の病院で左右の胸にしこりが見つかった時、「両方いっぺんにガンになることは稀ですから、まあ、大丈夫でしょう」と言われ、あくまでも念のために受けた細胞診で右胸にガンが見つかったわけです。
のん気にしてたら危なかったかも。

そして今回、MRIを先にやってからエコー検査をしたのですが、エコーの担当者に「普通、エコー検査でこの程度の影なら問題ないというところなんですけど、MRIで引っかかってしまったので、念のために細胞取りますね」と言われ、ガンでしたの。

転移したわけではなく、あくまでも別々のガンだそうです。

というわけで、今後の方針を考えていかなければなりません。

1.どちらも小さなものなので、ガンだけ取っちゃって胸は温存する。
  その場合、放射線治療は必須となる。
  しかも再発のリスクは残る。

2.さっくりと全摘。以上終わり(?)

3.全摘後、再建手術を受ける。
  人工物を入れるか、自前のもの(お腹の脂肪)で再建するかも考える必要あり。

来週の木曜日に、麻酔の検査をして、形成外科の先生と乳腺外科の先生と相談しながら今度こそ方針を決めることになると思います。
が、7月は学会などで先生不在のことが多いそうなので、手術は早くても8月の初め。
その間、何していたらいいんだろう?
取りあえず前開きのパジャマは買っておかないと。

そして、7月下旬に発売予定のHey!Say!JUMPのDVD。
てっきり入院中または静養中だと思ったので、娘の家の近所のセブンに届けてもらうようにしちゃった!
8月手術なら、自分の家のそばでよかったんじゃん!
ということで、配達先変更の手続きは素早くすませました。

8月なら英語の研修が夏休みなので、これもまた好都合。
ただし、仕事が忙しい時期なのか暇な時期なのかはわからない。
これは課長と要相談だな。

今までずっと、自分は間の悪い、運の悪い人間だと思っていましたが、今回結構運がいい人間のような気がしてきました。
それがこの度の良かった出来事。


本日の読書:裏切りのホワイトカード 池袋ウエストゲートパークXⅢ 石田衣良



Amazonより
『フェイクだらけの時代。真実は自分で見極めろ!渡された白いカードでコンビニATMを操作するだけで、報酬は十万円。そんな怪しいバイトに千人単位の若者を集める目的は?池袋の仲間と、新しい命を守るため、マコトとタカシが動く!』

目次
・滝野川炎上ドライバー
・上池袋ドラッグマザー
・東池袋スピリチュアル
・裏切りのホワイトカード

4編の短編のうち、子どもが親を守ろうとする話が2編。
これが現代なのかなあ。

シングルマザーがDV男に引っかかって、子どもが暴力を振るわれてしまう話と、シングルマザーが覚せい剤の売人を恋人にしてしまい転落していく話。
社会的弱者という意味でシングルマザーにしているのだろうけれど、両親が揃っていたって崩壊していく家庭はある。

マコトやタカシの活躍をドラマチックに盛り上げるためにページを費やす分、登場人物は紋切り型になりやすい。
顔の見えない相手を「親として失格だ!」と糾弾するのはたやすいけれど、実は身近に育児放棄をしている人を知っている。
顔が見えてしまうと、人それぞれ事情があるのだ。
軽々に糾弾なんてとてもできない。

などと考えながら読んでいたので、ちょっと辛い部分もあったけれど、久しぶりにサルが出てきたの!
一瞬にして妻夫木くんの顔が浮かびましたよ。懐かしい。
北東京一のハッカー・ゼロワンも久々の登場。

作者が本気でシリーズを繋げていこうとする姿勢が感じられる。

あと、マコトが暇つぶしに読んでいたよく知らない作家が書いているエロい小説って、「娼年」だよね。
笑っちゃった。


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