私「おかしいですよね…。」
サ「はい、おかしいですよね。
でもね、子供の愛だからそう考えちゃったんです。
そして、親もね、不幸だったから、自分の子供が不幸になるようにすり込んでしまっていた。
だって、それも、自分が親にされたことだったからね、おかしいとも感じなかったんでしょう。
いや、おかしいと感じる感性もなかったかもしれないな…。
そういうものだ、そういう世の中だ、という認識だったから、考えを広げるチャンスもなかった。
それで、子供が大人になっても、息苦しいと感じてしまう。
頭ではおかしいと思っていても、細胞の隅々にまで、洗脳が染み付いてしまっている。
これから、意識して、その洗脳を解いていきましょう。
しんじゅさんは、今、自由に暮らせているんですよ?
でも、親、兄弟が、とか。
近所や親戚の目が、とか。
いらん監視を自分自身にしていたんです。
世間がとか、常識が、とかおっしゃっていましたけど、端的に言えば、ただ単に親御さんの価値観です。
親の価値観でジャッジされて、辛い思いをして育ってきた。
もう、大人だと思っていても、知らず、その価値観に支配されて、振り回されている。
それが、自分らしさを出せていない原因だったのですよ。」