前回の記事はこちら↓
前回の記事として、ビニールハウス内に置いておくだけでも、屋外無加温にてディッキアは冬を越せるのか。
という記事を書きましたが。ダメージを受けてしまいました。
埼玉県北部では、屋外の場合加温か、内張などの二重ビニールなどの処置が必要です。
で、実験によって凍傷を受けてしまった株の、その後をご覧いただきたく思います。
まずは、ビニール内に置いておいただけの、ディッキア。アリゾナハイブリッドです。
凍傷を受けた時点では、こんな感じでした。
ところどころに赤いブチができています。
そしてその後も、ビニールハウスに放置していました。もちろん実験的な意味で。3週間。
こうなりました。
色が抜けてしまいまい、触ってみるとぶよぶよしています。
どのくらいぶよぶよなのか、動画にしましたので、よろしければご覧ください。
実はこんな感じですが、子株はまだ生きています。また親株の成長点付近も「もしかしたら・・・」といったくらい、あまり期待はできませんが、生きているかもしれません。このまま春まで環境を変えず、動向を探ります。
次にこちら。トゥーシーF2。
アリゾナハイブリッドよりダメージが大きかったと思います。こちらはその翌日から、試験的に二重ビニール内に入れて保護してみました。やはりこちらの株も3週間。
その後このようになりました。
凍傷を受けた部分のみ、アリゾナハイブリッドのように色が抜け落ち、やはりぶよぶよになっています。
が、成長点付近は青々しくなってきました。
成長点のぐらつきはなく、芯は確実に生きている状態ですので、このまま二重ハウスの中で春まで過ごしてもらい、来春しっかりと綺麗な新葉を展開していくのか、経過を追います。
結果として、ビニールハウスの中に入れただけでは、無加温屋外冬越しは難しいと思います。
個体差や品種による耐寒性の違いもあると考え、合計20の鉢を上記2鉢と同様に管理していましたが、すべての株に凍傷が確認できましたので、ほぼ不可能だと思われます。
貼れるだけ貼ります。
上の3枚の写真は、多分⭐︎になってしまっているディッキア達です。やはり無理がありましたね‥
ただ二重ビニール内に無加温でいるディッキアたちは、すべて無傷です。痛みもありません。
寒さのピークを迎えようとしていますので、気を抜かずに管理を続けていこうと思います。
結果:埼玉県北部では、ビニールハウス内で管理しても、屋外無加温越冬は非常に厳しい。
ということになりました。今年は寒さが厳しい年(今のところマックス−8℃)であったので、暖冬であればまた違ったかもしれませんが。
暖冬を経験した際には、同様の実験ができればと思います。
では。
その後の記事はこちら↓