コンサドーレ札幌 1-3 ガンバ大阪
前半43分 G大 レアンドロ
後半14分 G大 家長昭博
後半36分 G大 岩下敬輔
後半45分+3 札幌 宮澤裕樹
■両チーム布陣
ガンバ大阪は阿部浩之に変えて、家長昭博をスタメン起用
コンサドーレ札幌も怪我人や出場停止選手が居る中で
このような布陣で望んできました
■試合内容
コンサドーレ札幌にとっては非常に厳しい試合になった
松本怜大が前半早々に負傷退場し、さらに後半12分に
投入された古田寛幸も怪我により後半22分に途中交代
これにより試合のテコ入れをできなくなってしまった
《前半43分 ガンバ大阪レアンドロ》
1点目は倉田秋の突破から生まれたものであった
家長昭博からのパスを受けた倉田は右サイドの
エンドラインまで1回のドリブルだけで駆け上がる
そしてエリア内の中央へマイナス方向へのクロス
レアンドロは上原慎也の前に飛び込んだ時点で勝負あり
上原は遅れてるし、パウロンはボールウォッチャーになっており
マークにつけないでいた
落ちてきたボールをレアンドロが地面に叩きつける
ヘディングシュートを打ち、そのボールはGK杉山哲の
股間をすり抜けゴールネットに突き刺さる
前半終了間際での得点ということには大きな意味がありました。
《後半14分 ガンバ大阪 家長昭博》
2点目は二川孝広らしい芸術的なパスと家長昭博の
フリーランニングから生み出されたゴールだ
家長が二川にパスすると同時にエリア内にフリーランニング
それを見た二川はシュートという選択肢ではなく、ふわりとした
浮き球のパスをゴール前に供給するという判断をした
パウロンはシュートと思いシュートコースを消しにいっているが
二川にマークにいっているわけではなかったし、
他の札幌ディフェンダーは完全に家長を見失っていた
上原がパスを出された瞬間にボールを追っているがその時点では
ボールしか見えてないはずだ
完全に崩したといっていい得点シーンだった
《後半36分 ガンバ大阪 岩下敬輔》
3点目は一旦は岩下敬輔のゴールは一度はオフサイドという
判定になったものの、岩下が主審に対して確認を要求
オフサイドから一転、ゴールが認められるという珍しいことが起きた
遠藤のFKを砂川がクリアして、その浮き球を札幌の選手
(恐らく深井と思われる)がさらにヘディングをするのだが、
このボールが岩下の位置に飛んでしまう
岩下はボールをヘディングシュートし、ボールはゴールインした
ここで注目すべきなのは3点
1)遠藤がFKを蹴った時点では岩下はオフサイドポジションにいない
2)深井のクリアボールがゴールに繋がったこと
3)岩下はシュートの時点ではオフサイドポジションだった
JFAの規定の中で探してみたが、無かったのでこの記事を
⇒『国際サッカー評議会 オフサイド解釈のルール変更を検討(スポニチ)』
FIFA審判委員会は「オフサイドの位置にいても、相手選手から
バックパスなどを受けた場合は利益を得たとは考えない」とあります
要するに「相手からのボールはオフサイドになりません」ということ
《後半45分+3 札幌 宮澤裕樹》
ゴール前にはガンバの選手が多くいたのですが、
醜くなるために図解では省いています
札幌の1点目は砂川誠のクロスが前田俊介に渡りシュート
藤春廣輝がブロックしたものの、こぼれ球が宮澤裕樹に渡り、
シュートを決められた
宮澤への寄せが遅くなってしまったためにシュートを打たれてしまった
大変もったいない失点となったが、その後札幌の猛攻に耐え
1失点に抑えたのは評価すべきところかなと
ガンバ大阪にとっては非常に良い2勝目になりましたね