私は、いつも人と違うところに目が行ってしまうと感じている。

ただのひねくれだと言われれば
そうなのかもしれない。


そのひねくれの典型が
この写真だろう。


ひまわり畑に行ったときに撮った写真だ。

周りの方々はひまわりの綺麗な正面の写真をたくさん撮ってらっしゃった。
ここから撮ればキレイに撮れますよという
場所には、行列ができていた。

私はヒネクレているので、
行列には、列ばずに
ひまわり畑の中へ入れる小さな道へすすんだ。
ひまわりの眩しい顔がいくつもいくつもこちらを向いている。皆、同じ方へ向いている。
それは、とてもキレイだったが
ただ、キレイと感じるだけだった。

しかし、ふと後ろを振り返ると
キレイな花を支えている

茎が目に飛び込んできた。

必死に高く伸びようとする生命力
それを感じたのだ。

その瞬間に
背筋がシャンとした。


ひたすらに
太陽の陽を浴びるために
我の成長を阻むものを威圧するほどの
生命力。

美しい。 

キレイな花の裏には
とてもたくましい生きる力がみなぎっていた。


私は、こういう発見が大好きだ。
真正面から物事を見ると
ひまわりのようにキレイな花しか見えない。

色々な、角度から吟味すれば
必ず良いも悪いも見えてくる。

そして、見たことのない発見がそこにはあるのかもしれない。
それをどれだけ見つけられるか。
ただ、見ているだけでは見つけられない。

気付く力
感じる力

人生を豊かにするには、
そんな力も必要に感じるのだ。

私もまだまだ未熟者だ。
もっとたくさんの物に触れ、
色々な気付きを経験したい。

あの、ひまわりのように
シャンと背筋を伸ばし
成長に貪欲でありたい。

しかし、あくまでも表の顔は、朗らかに
人々を優しく照らしながらも
裏では貪欲に成長する生命力が溢れている
そんな、人間になりたいと思う。