先月、愛知県芸術劇場大ホールにて岡田純奈バレエ団の定期公演があり、オーケストラの一員として演奏をさせていただきました。久々のオーケストラピット入り、今回は2ndヴァイオリン担当でした。


演目は『コッペリア』です。

ドリーブが作曲した音楽にのって、2時間ほどの舞踊が披露されました。

コッペリアは前にも演奏したことがありましたが、いかんせん曲数が多い上に長いのであまり覚えておらず、ほぼ初めての気持ちで臨みました。


オケのときは「周りに溶け込むこと」が一番大切だと思っていますので、指揮者・コンマス・2nd主席奏者・自分のすぐ前で弾いている人を絶えず視界に入れて、彼らについていくことを意識していました。

従って、楽譜をじっと見ることはあまりできません。楽譜見て指揮見て、楽譜見てコンマス見てというふうに、いろんなものを素早くキョロキョロと見ることで何とかうまくやれています。


「周りに迷惑をかけないか」が終始不安でしたが、どうにか無事に集中力を切らさずに終えられてほっとしました。


と同時に、音楽の素晴らしさに心が震えました。ドリーブの音楽はどこまでも明るくユーモアがあり、優雅で、ときに厚みもありました。今でも、強く印象に残っています。

またこの作品を演奏できる日が来ますように。


これが年内最後の公演になりますが、YouTubeは年が明けるまでに最低1回は更新しなければと思っております。


また楽しみにしていてください。