先日、ヴァイオリンを始めて1ヶ月目の小学1年生のお母様より、「なかなか楽器がうまく構えられないのですが、コツはありますか?」とご質問がありました。



コツはありません。うまく構えられないのが普通です。
ヴァイオリンの構え方は左右非対称で、尚且つ日常生活では行わない体勢だからです。
ピアノや管・打楽器はだいたい左右対称な構え方をしますが、ヴァイオリンは違います。しかも、胸を張って左腕を前ではなく左側に伸ばす、なんてことは日常ではまずしません。
ヴァイオリンを正しく構える、ということは「無理な体勢をつくる」ということです。
従って、すんなりとできるはずがないんです。

その方には「3年以上ヴァイオリンを続けていてもラクに構えられない人もいます。鏡に自分を映して弾いたり、テレビなどに出てくるヴァイオリニストの構えをしっかり観察したりして、綺麗な構え方になるように意識しましょう。今はできていないことを自覚して、その都度直していければオーケーです。」とお伝えしました。

正しい構えをつくることは、基本のキで
すが、非常に難しいことです。
何年もかけて、身に付けていきましょう。


今日から新年度なので、弓の毛替えに出かけました。また気持ちを新たに練習しようと思います。