この二匹の猫の始まり





祖母の家の蔵にあった引き出しの中で見つかった


おばさんが前を通ると猫の鳴き声
怖くておじさんを呼んで見に行く

そこに目も開いていない子猫
母猫の姿は無い

そのままにも出来ず
家の中に持っていき
ミルクを交互にスポイトで与える

翌日も前を通ると猫の鳴き声
同じ引き出しの中を見るともう一匹見つかる

三匹を産んだようだ


引き出しは穴が空いていて
上から親猫が入って産んだようだ


母猫は引き出しの裏で死体で見つかった


何があったかはわからないが
病気だったんだろうか

三匹の猫を産んで
母猫は亡くなった


もう一匹を連れて
三匹の子猫にスポイトでミルクをせっせとあげる


お腹が空いているようでキリがない



従兄弟のお兄ちゃんが哺乳瓶と猫のミルクを買ってきた
一匹ずつ哺乳瓶でミルクを与える


そろそろ缶詰は食べられる頃
ミルクから缶詰のご飯に変えた

偶然母親の友達が黒猫を飼いたいという話で
一匹の子猫を母の友人に譲った


二匹の子猫はスクスクと育った


従兄弟のお兄ちゃんが子猫の時に会ったのは去年の7月

そして今は1月

半年でここまで大きくなった


いつも二匹は寄り添って寝る





甘えん坊の黒猫
自由気ままな白黒猫






命の尊さと
小さな命の生きるパワーを目の当たりにした





そんなお正月だった