膝のタナ障害(滑膜ひだ障害)は、膝関節内にある「滑膜ひだ(タナ)」が炎症を起こし、痛みや引っかかり感を引き起こす状態です。特にスポーツ選手や膝をよく使う人に多く、10〜30代に好発します。

原因

  • 滑膜ひだの挟み込み:膝の曲げ伸ばしや捻る動作で、滑膜ひだが関節に挟まれて炎症を起こします。

  • 使いすぎ(オーバーユース):ランニングやジャンプなどの繰り返し動作が負担に。

  • 膝の構造異常:O脚・X脚などのアライメント異常や膝蓋骨の位置異常も影響します。

  • 筋力不足:特に太ももの筋肉(大腿四頭筋)の弱さが膝への負担を増加させます。

症状

  • 膝の前面や内側の痛み(特に膝蓋骨の下)

  • 曲げ伸ばし時の「ポキポキ音」や引っかかり感

  • 腫れや熱感、こわばり

  • 長時間座った後の違和感や動かしづらさ

  • 階段の昇降や立ち上がり時の痛み

治療法

  • 保存療法:電気療法、超音波、ストレッチ、筋力強化などのリハビリ。

  • 薬物療法:NSAIDs(消炎鎮痛剤)や湿布の使用。

  • 関節注射:ヒアルロン酸やステロイドで炎症を抑える。

  • 手術:関節鏡による滑膜ひだの切除(重症例)。

  • 血管内治療(カテーテル治療):慢性痛に対して異常血管を閉塞する新しい治療法も登場しています。

予防とセルフケア

  • 太ももや股関節周囲のストレッチ

  • 痛みがある時はスクワットやジャンプを控える

  • 温熱療法やアイシングの活用

  • クッション性の高い靴を選ぶ

当院でもタナ障害のリハビリを受付ております。変形性膝関節症との鑑別も必要なため、お困りの方はお気軽にご相談下さい。

 

 

 

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