久々に、上記タイトルのWEBセミナーに関してアウトプットしたいと思います。


 第3日目のテーマは「人間スポットライト」と「1分間コーチング」。


 普通、相手に質問をする時、質問する側はどのような感じで質問するか。怒りの表情?無表情?笑顔?


 ここで提示される基本は+1ステイト(状態)です。つまり、相手よりちょっといい状態で質問し、相手の話を聞く。ちょっといい状態とは、相手よりも少しいい姿勢で、いい表情で、明るい声で、あいづちを打って。そうすることで、質問された側は話しやすさから気分が良くなり、話が弾む。そして、質問者は質問は最小限にしながら、常にYesのシグナルを出す。「いいですね!!」「もっと聞かせて?」「他には?」。


 そして、特に重要な聞き方として、「具体的に教えて下さい!」「他には?」「いいですね!!」、これらは+1ステイトにおける質問の三兄弟となっている(らしい)。この聞き方は、相手に今やっていることに対し良かったことがある、となった場合に非常に有効。


 仮に、相手に良かったことがない場合。この場合は、-1ステイトでしっかり共感することが大事。そこでの質問は、「どんな時、大変なんですか?」「他には?」「それは大変ですね」。こういった言葉とともに、表情、姿勢で共感していることをアピールする。


 +、-いずれにせよ、最後は明るく締める。「勉強になりました!!」「刺激になりました!!」「もっと頑張りたいと思います!!」


 このコーチングはリハビリ場面でも、大いに使える。特に、+1ステイトの状態で質問する、というのは非常に有効だと思う。患者さんは大体、メンタルは落ちていて、このメンタルを上げることもリハビリには重要。これを無理やりセラピスト側が上げようとすると、独りよがりになり拒否される場合が多い。型にはめようとする姿勢がよろしくない。そうではなく、相手がメンタルを上げるように、セラピスト側がしむけるようにする。それが、問診でありコミュニケーションである。一概には言えないが自分の印象だと、高齢の男性だと仕事のことを聞くと、結構得意げに話をしてくれる。高齢の女性では、家庭でのことや家族のことを聞くと話が弾む。その時こそ、セラピスト側が+1ステイトで質問する。


 非常に手軽なことなので、これは即実践できそうである。