今日は珍しいことがあったので、ここに記しておきます。


 仕事も終わりせっせとカルテを書いていると、自分のことを訪ねてくる人が、その人は臨床3年目のPTで職場で言えば先輩となる方(年齢は私の方が上)で、特定の勉強会には出席している人です。


 その人が「ちょっとカルテ終わってからでいいんで、リハ室に来てもらっていいですか?」と私に言いました。私は「じゃあ、カルテは後で書くので、今から」と言うと、「いや、終わってからでも残っているので大丈夫です」と言うので、とりあえずカルテを終えて、その人のところを訪ねました。


 そこには、その人とほとんど一緒に勉強会に参加する3年目のPTと1年目のPTと、計三人がいました。その三人は、よく一緒になって勉強しているのを私はみていました。そこに行くと「筋が伸長すると、モーメントトルクが高まるというんですけど、これってどういう意味なんですか?これ考えていくと主動作筋って何なんですかね?」と聞かれました。ある勉強会での資料の表と教科書でのグラフを見せられました。


 それ見ただけでは正直よく分かりません。大体、トルクを測る股関節の角度はありますが、測定肢位も書いていないし、大体腸腰筋として腸骨筋と大腰筋を区別なく扱っていますし。なので言いました、「これは、あくまで研究のデータであって、正直臨床で役に立つ情報なのかは疑問。こういうのもあるんだな、くらいの認識でいいのでは?そして、主動作筋もそれはOKC、CKCによって変化するので、この研究は測定肢位が書いていない時点でアウトだし、主動作筋と勝手に言っているだけで結局は周りの筋の働きが必要なので、主動作筋が何かはあまり気にする必要はないのでは?むしろ、患者さん一人一人をみて個別性を重視した方が臨床としてはいいのではないか?と私は思う」、と。


 そこから、研究の扱い方や自分が研究に対して思っていること、臨床現場で大切なことなどを話し合って、話は終わりました。


 こういう風に訪ねられたことがなかったので、少し驚いたのですが、今にして思うと、自分の変化を周りが汲み取ったのかな、と思いました。自分はどの勉強会に行くとかセミナーに行くとかは、詳しく話したことはありません。その情報もfacebookをやっていないので知らないはず。なのに、私を訪ねるということを考えると、何か滲み出てくる雰囲気があったのではないか?と想像してしまいます。


 最近は目標も定めて、根拠ない100%の自信をもって毎日過ごしています。それが、もしかすると今日の出来事につながったのでは?と思い、ブログに書かせていただきました。