口の周りの筋肉や
舌の筋肉が未発達で
上手に発音できないお子さんがいます
発音の練習は
発達を待てば
自然に発音できる場合もあるので
三歳児検診では
「様子を見ましょう」
と言われることが
多いのも事実です
先日ご縁を頂いたお母様から
メッセージを頂きました
優子さんと出会い
我が子の体幹の悪さの原因
ダイナミックな動き
細かな動きが苦手な原因
発音の悪さなどの原因が
あ、そうそう!
と納得のいく事ばかりで
将来を見据えて
すべきことを教えて頂いた
4年でした
質の良い情報を頂けて
自分では気付いていたものの
どうすればいいかが分からず
溝を認識して溝のむこうに
触れるのに知識が必要で
その知識が無いために
溝を埋めることができない
まさに困っている母でした
右往左往していたところを
的確なアドバイスを頂いて
サポートすると明らかに
変化が訪れています
ベビーコース受講から
ベーシックコースを受講して
赤ちゃんの時から
関節のゆるさ
筋力のなさを感じ
都度相談させて頂いて
鉛筆を持つのも
ままならない状況から
他の子と遜色なくなったこと
かけっこも早くはないけれど
平均的なラインまでは
成長して本人も運動が好きと
言える5歳を迎えられたこと
縄跳びまで上手にできるように
なったことは私にとっても
大きな励みになりました
発音も明瞭になり
安心しています
講座ではモンテ以上の
情報をいただけて
運が良かったと思います
ベビーコース、ベーシックコースを
受講していなければ
発音の悪さも気にならなかった
かもしれません
運動神経も
何で悪いんだろう?
鈍臭いな…
遺伝かな?位で
終わっていたかと思うと
気づいていても
自分の知識が無ければ
こどもの可能性を潰すことを
感じます
気づかなかったら
どうなっていたかと思うと
身震いします
発音は不明瞭ではっきりしないのが普通で
大人の発音を真似をしたり
自分で修正しながら
正確な音を出せるようになっていきます
日本語には、発音しやすい音と
発音しにくい音があり
ことばや発音の発達の順序
スピードには個人差がありますが
目安となる年齢があります
1〜2歳
母音、パ行、バ行、
マ行、ヤ行、ワ行
2〜3歳
タ行、ダ行、ナ行、
シャ行、ジャ行、チャ行
3〜4歳
カ行、ガ行、ハ行
4〜5歳
サ行、ザ行、ラ行、「つ」
発音がはっきりしない時は
聴力の問題
口の中の機能や形態の問題
知的発達の遅れのような
原因がある場合もあります
七田で毎週400人以上の
お子様を見ていると
身体が柔らかく低緊張気味で
ハイハイがないか少ない場合や
幼児でも
身体全部の筋肉が柔らかく
関節も緩さを感じる場合などは
こちら側もある程度の期間
身体の発達と知的な発達
発語はどうかな…と
担任はもちろん
講師全員で
その子の発達を
見守ることが多くなります
会議でもAちゃんの発達どうかな
気になるよね…
感覚統合のあの部分弱そうなど
と上がることが多く
レッスンに来てくれたときの
ご挨拶や発語
レッスン以外の
ホールにいるときなどの
身体の動きを全講師で
観察していきます
レッスン最後
講師がこどもの手を
持ってぐるんと
回るのですが
このお子さん怪しいな…と
観察を兼ねていました
医療機関レベルではないけど
積極的に
環境は整えたあげた方がいいよね
というゾーンのこどもは
一定数いるように感じます
ご家庭が外あそびをしない
歩かせない
運動を重視していないから
運動神経が
育っていない場合もあり
環境や月齢的な発達で
解消することもあるので
どうしてもこちらも
観察が長くなりがちになります
アスレチックなどにいくと
同じ年齢でも顕著に差がでます
低学年でも走り方を見ると
その子の運動神経がおおよそ
検討がつきます
お母様が1歳くらいから
気づかれていて
ご相談頂く場合は
おうちでの環境設定や
念のために専門医や
小児に強い作業療法士
言語聴覚士に診て頂くと
安心かと思いますと
お伝えできるので
話が早いのですが
お母様が気づかれていない
もしくは
ご相談がない場合は
不安を煽る結果になっては
意味がないので
非常に慎重にならざるを得なく
なります
その場合はやはり
お伝えするのがギリギリに
なることがどうしても
多くなります
勘の良いお母様は
遠回しに触れた際に
気づいて下さる場合もあるのですが
そうでない場合もあり
就学児まで
時間的に猶予が残されておらず
逆算して
幼児期に環境を整えてあげたら
その子自身が安心して
学校生活を
送れる可能性があると
判断した場合はこちらから
触れる事もありました
それは支援者としてのベストな
形はなんだろうと
いつも対峙させられる時でした
発音を育てる為には
口だけに目が行きがちですが
赤ちゃんからの身体全部の
発達のストーリーが
大切になります
体を思い通りに動かしたり
遊ぶことや手指を
つかうことも大切です
モンテのお仕事は
手指を使うものが多いですが
運動の発達は
全身を使った動きから
部分的な動きへ進んでいくので
外遊びの
全身運動レベルでの動きが
大切になります
まだまだ未熟な子どもは
当然指先や唇や舌などの
細かな運動もうまくいきません
鉛筆やスプーンも幼児期後期
上からもつ場合には
正しい持ち方になる
発達まで育ってない場合があり
身体全部を見てあげる必要があります
全てが繋がっているからです
また、自分で見える
体の部分の動きが上手に出来なければ
自分で見えない体の部分を
思い通りに動かすのは難しくなります
道具を使うスポーツも
苦手になりがちです
発音の発達がゆっくりだなと
感じたりした時には
まず体を動かす遊びが
しっかりできているか
例えば、手を振って走るにしても
走る体の使い方のぎこちない
子どもだとペンギン走りのように
膝がピンと伸びたままだったり
右手と右足が一緒に
前に出ていたりすることがあります
走るだけでなく
ブランコに乗る
鉄棒につかまってぶら下がる
逆上がりをする
ジャングルジムを上る等も
体を大きく使って遊ぶ事が大切です
体を大きく使って遊ぶだけでなく
手指を使った遊びで
新聞を破いたり
折り紙を折ったり、
はさみや糊を使った
工作も意味があります
知育をされている方で
目に見えるプリントばかり
取り組むのは
大切なことが抜け落ちていきます
発音だけでなく
身体の発達全てが
点と点が線になる幼児期
もちろんいつからでも
リカバリーは可能ですが
獲得すべき適切な年齢に
環境を整えるのは
ご家庭の力が大きくなるので
発達を知り
モンテの敏感期を知り
適切な環境を整えたら
その子なりのペースで
どの子もできるようになってきます