ピカリーン
チュイーン……
スネーク「…………なんだと」
大佐「目的のミリーチェリストは
穴が空いていなければならない。」
スネーク「同じミリーチェリストだが。
これではダメなのか?」
大佐「……スネーク。
大統領命令だ。
穴空きミリーチェリストを奪取するんだ。
それを手に入れるまで、
今回のミッションは終了しない」
「おいスネーク!!
今、舌打ちみたいなのが聴こえたぞ!
耳小骨を直接振動させるから
敵には聴こえないが、
私には筒抜けだ!
それが上官にする態度か!!
おい!聴いているのか!?
スネーク!?
スネーーーーーーーク!!」
……………………
チュイーン……
「ザンジバーランドの時よりはマシさ。
それに、右の親指が疲れたら、
スマホを逆さにして、
左の親指で入力を続行している。
これで少しは
持ち堪えられそうだ……。
……ところで大佐。
もう、かれこれミリーチェリストを
1000個ほど手に入れたが……
拡張スロットが付いているものは
一向にドロップする気配がない。
本当に存在するのか?」
「大佐!!」
「スネーク!
とにかく、穴空きミリーチェリストを
奪取するんだ!
世界の命運は君の行動にかかっている!
頼んだぞ!」
チュイーン……
…………
チュイーン……
スネーク「あ、はい」
メイ・リン「穴が空いているかどうか、
なんて運でしかないんだから、
とにかく、出ると信じて倒し続けてね!
やることやらないと
出るもんも出ないわよ!」
スネーク「あ、はい」
メイ・リン「スネーク!頑張ってね!」
チュイーン……
スネーク「……ビッチが!!」
………………
チュイーン……
ナスターシャ・ロマネンコ(山田栄子)
「ミリーチェリストを手に入れたのか。
装備すればレベルの分だけvitalityが上がる。
その分、HPが飛躍的に増大し、
死のリスクが低下するという訳だ。
……だが…………
穴が空いていなければ……」
チュイーン……
………………
スネーク「あ……くそ!親指が…………!!
スマホを……逆さに……ハァハァ……」
チュイーンチュイーンチュイーン……
大佐「あ、はい」
糸売