彼女は帰りの車の中で今にも

泣きそうになっていた


家に帰り彼女からレコーダーを

聴かせてもらった

……絶句



取調室に通され、対応したのは

私に柔剣道場で威圧的な態度を

してきた刑事のBのようだった



彼女の言葉は威圧されて細く

「こちらが優しく話してるのに」

「次は何があっても絶対に警察は

動かんからな! 

何かの通報があったら、必ずや

児童相談所に子供を引き取らせる

絶対児童相談所に通報してやる」

そんな内容であった

彼女に当時の対応を聞くと

威圧的に睨みつけ、何も喋れない

怖くてたまらなかったという




ストーリーを白紙の元にした

憎い女にしか思えなかったのか?

どう考えても、これが街の治安を

担う警察のやる事か?言う事か?

彼女の負った心の傷は深く

一生消える事の無いものだ

それは即ち子供達にも影響が出る

現に、夜に子供達が騒いだり

した時は絶対に言う言葉

「近所が通報したら、皆

児童相談所に連れて行かれるよ

夜は静かにしなさい」

子供達は黙り、怯えている

(警察官が来たら自殺する)

この言葉が子供達の合言葉だ

私らご子供の頃に憧れた正義…

警察官という聖職は微塵も無く

この家庭では破壊されてしまった

たった数人のゴミ共の警官の為に



私は絶対に奴等を赦さない…

必ずやり返すことを更に誓った