米商務省発表によると、2020年の米国小売業販売総額は前年比3.1%増。

販売額のツートップはウォルマートとアマゾン・ドット・コム。

EC化を整備し、行動制限された消費者のニーズに対応した企業が業績を伸ばしました。

変化への対応こそ、小売業の真骨頂であることを再認識させられます。

 

特に耳目を集めたのが、ウォルマートが立ち上げた会員優待サービス「Walmart+」。

米国メディアはこれを「ウォルマートのアマゾン化」と表現。

ウォルマート版「アマゾンプライム」というべきしくみで、全米に約4750ある実店舗を配送拠点に速さと鮮度をうたっています。

日本でもインターネット注文や宅配購入サービスを掲げる企業が売上を伸ばしました。

 

ならば、実店舗はもうお役御免でしょうか。

安さや利便性、迅速性だけならそのとおりかもしれません。

しかし、多くのお客様がわざわざ足を運ぶ店はけっしてなくなりません。

共感できる人と出会い、心許せる交流を図れる関係性がそこにあれば、です。

 

自分が何者で、どのような価値を、どのように提供するか――。

こうしたことを商品・サービスに込めて、店という器に盛ってお客様に差し出す。

加えて、そうした価値を接客という人間的手段を通じて伝える。

このときお客様は「この店は私のことを考えてくれる」という共感を持ってくれます。

 

そのとき大切なのは価格(price)でも、場所(place)でも、宣伝(promotion)でもありません。

お客様に寄り添おうとする人(people)であり、そこに結ばれる約束や絆(promise)です。

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25年の経験と4000人超の取材経験を、4つの法則と20の事例にまとめています。

きっとその中に、あなたの商いを変えるヒントがあります。

 

【今日の商う言葉】

複雑なものは

結局はうまくいかない

だから商いには

愛と真実があればいい