笹井清範の商人応援ブログ「本日開店」

お客を愛し、お客に愛される商人に、元気と役立つ情報をお届けします


テーマ:

あなたの持つ事業資源は限られているはずです。

それなのに、大資本流通業と同じことをしても敵うわけがありません。

人口減少時代の今日、店はよりシビアに選ばれていきます。

それなのに浅く広い商いをしていても、お客さまは来てくれません。

 

だから小さく、狭く、濃く、深く――それが商業界11月号でお伝えしたいことです。

Think small――小さく考えることで、やることが明らかになります。

Think different――常識に囚われずに考えることで、そこに独自の強みが生まれます。

たとえば、次の3つを絞りましょう。

 

 

商品を絞る

「吉田パンを食べて吉がくる――そんなコッペパンでありたい」をコピーに掲げるコッペパン専門店が東京の下町、葛飾区にあります。岩手県盛岡市民のソウルフードとして知られる「福田パン」の精神と技術を受け継いだ「吉田パン」です。

朝から絶えない行列は、半数以上がリピーター客。

最後のお客さまには店舗スタッフ全員が店頭に出て、お客さまを見送る光景がまちの名物となっています。

 

 

店主の吉田知史さんは、自らの商いをこう言います。

「小売業の衰退の原因は、商売の原点である感謝の気持ちを忘れてしまったからだと思います。目の前にお客さまがいるリアリティを大切にし、一人でも来てくださることには感謝の気持ちしかありません。もし、感謝の気持ちが表現できないのであれば、ネット注文で綺麗に包装された商品のほうが価値あるものになってしまう。地域の皆さんに愛されるために、基本をきちんとすべきだと考えています。」

 

 

商圏を絞る

埼玉県戸田市――ロットは、新興開発エリアの一定地域に集中して31店もの飲食店を展開していています。

なぜ商圏を絞るのでしょうか?

人手不足が慢性化する飲食業界にあって、どう人財を確保しているのでしょうか?

その理由は、「SAITAMAに愛とメシ。」というミッションを掲げる同社の業界常識にとらわれない商いにありました。

 

 

創業メンバーの一人であり、取締役の鈴木健史さんは、自らの商いをこう言います。

「ひとりのお客さまが一生涯来る店をつくる。繰り返し来て、長年応援してくれるファンを増やす。それがやりやすいのは、地域を絞るという方法です」

 

 

顧客を絞る

駅から遠い住宅街、しかも3坪あまりの小さな店。

こうした売場面積が狭く、取り扱う商品の範囲も限られた専門店では、どのように顧客を増やすのかは大きな課題です。

しかし、東京・あきる野市にある「るのスポーツ」には、地元はもちろん、全国から東京の西の果てを目指して卓球愛好家が集います。

「卓球であきる野を明るく元気にすること」を理念に取り組まれる3坪の奇跡を取材しました。

 

 

代表の青木龍太さんは、自らの商いをこう言います。

「卓球教室の子どもたちをやる気にさせ、店のお客さまを楽しんでいただくためには『自分が変わらなければ』と決意してから、私の商いは変わりました。これからは、卓球ではもちろん、私自身を通じてあきる野を元気にしていきたいですね」

 

あなたは、誰に対して、どのような価値や喜びを、どのような商品・サービスに添えて、どのような方法で届けたいのでしょうか。

ご紹介する3社は、すでにそのことを明確にしています。

次はあなたの番です。

商業界11月号がそのお手伝いをします。

 

 

 

 

 

いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)

笹井清範の商人応援ブログ「本日開店」さんの読者になろう

ブログの更新情報が受け取れて、アクセスが簡単になります