2002年、アメリカのドラマティック映画。

ブラッド・シルバーリング監督作品。

出演は、ジェイク・ギレンホール、ダスティン・ホフマン、スーザン・サランドンなど。

 

この物語はブラッド・シルバーリング監督の体験を元にしているらしい。

女優のレベッカ・シェイファーがストーカーに殺害されるという事件があったのだが、シルバーリング監督は彼女のボーイフレンドだったとか。

 

マサチューセッツ州にあるケープ・アン。結婚式を3日後に控えたダイアナは、発砲事件に巻き込まれて死ぬ。

 

婚約者のジョーは、ダイアナの両親の元に一人残される。ダイアナの両親ベン(ダスティン・ホフマン)とジョー(ジェイク・ギレンホール)は、娘を失った悲しみからジョーとの交流によって抜け出そうとしていた。そしてジョーもまた、2人の力になることで悲しみを紛らわそうとしていた。

 

理想の娘婿を演じ自分の役目を果たそうとするジョーだが、2人には言い出せない秘密を抱えていた…

 

名優と若手のジェイク・ギレンホールの競演は見事であった。

ジェイク・ギレンホールはこの作品で知った。

何度も書いてはいるが、名優であると感じる。

 

世の中には、不条理という物事は存在する。

その不条理にどう向き合うのかそれぞれだが、この作品はその一つの答えを導き出している。

 

ギレンホール、お見事といったところであろうか。

 

ちなみに、ムーンライト・マイルというのはローリングストーンズの名曲の名前でもある。

その曲が流れるのかと思いきや、ギレンホールにヤラれてしまった。

 

こんな映画との出会いも、いいものである。