ブロ友さんが年末年始をギリシャで過ごすため、旅立たれました。
サントリーニ島で新年を迎えるんだって!
ステキだなぁ~♪
ギリシャ。
いつかは行きたいなぁと思ってます。
ギリシャ人にはちょっぴり苦いというか、失敗した思い出が。。笑
今では笑い話ですが、せっかくの友人を失ってしまった話。
私は25歳の時、初めての海外旅行を一人で行きました。
行き先はニューヨーク。
時代はバブル期、海外では今の中国人なみにブランド物を爆買いしていた日本人。
かなり嫌われていた時代です。
でも私は、ブランド物目当てではなく、美術館巡りをしたくて行きました。
1日では回りきれないメトロポリタン美術館へ行った時のこと。
おみやげ物屋さんでブラブラ物色していたら、中年の白人に声をかけられました。
「チャイニーズ?」
と聞かれて、またかー!と思いました。
ニューヨークに着いてから、中国人系アメリカ人のデリカテッセンに行くと、必ず中国語で話しかけられていたから、中国人が見ても私は中国人っぽいんだと認識してたから。
グアムでは韓国人に間違われやすいんだけどね。
なので、一応、、
「ジャパニーズ」
と答えると、決まって
「本当に?」
と、聞かれる。笑
まぁいいや!と話をしました。
白人のオジサンはギリシャ人で彫刻家をしているとのこと。
私はその頃痩せて骨が浮いているくらいだったんだけど、張った腰骨を見てその彫刻家は「腰骨が美しい!」とナンパしてきた。笑
私は、まぁ美術館の中だし、アーティストならいいかー!としばらく話に付き合うことにした。
とは言え、今みたいに携帯電話は無いから翻訳アプリも使えないし、英語もほとんど話せなかったから、辞書と紙とペンで汗をかきながら会話したよ。
ギリシャ人の彫刻家さんはニューヨークに遊学していて5年目、国連本部の向かいに住んでいるとのこと。
日本にも来たことがあって、東京、奈良、京都に行ったと。
あとは名前とお互いの住所を交換したわ。
また会いたいと言われて、後日グランドセントラル駅で待ち合わせすることになったよ。
まぁ、完全なナンパだけどワタシ的には親日家とお友達になりたかったので、ラッキー!みたいな感じで。
翌日、グランドセントラル駅で待ってると、中身はチョコレートになったチューリップの花1本とイースターだったので、教会で貰ってきたっていうイースターエッグをくれた。
なんかそれがオシャレで!
日本人とは違うなぁ!としみじみ思ったっけ。笑
で、アパートに来ない?と言われて、のこのこついて行ったの。
日本に帰ってから友人にその事を言うと、めっちゃ怒られた!笑
当たり前だ。
さすが怖いもの知らずの若さ。
でも、国連本部の向かいに住んでいるって言ってたから、地域としては危なくないなーと思って。ってそういう問題じゃないね!
で、まぁついて行くと、コンシェルジュ?がちゃんといるアパートメントで。
アンティークな建物でキレイなアパートだった。
窓からは国連本部とイーストリバーの眺めがサイコー!!
窓際には眺めを独り占め出来るソファーが置いてあって、そこに座らされた。
部屋では、彫刻の話や友人の画家の話をしたよ。
危ない目には遇わずに。。笑
ついでにディナーを、と出前のお寿司をご馳走になったわ。
これが不味くて。。
いかにも機械で握ったようなシャリに、カピカピのネタ。。
ついでに濃い口醤油で作った真っ黒なお吸い物。。
ちょっとゴーモンだったわ。。
ま、でもホテルまでちゃんと送ってくれたし、そのあとの旅行期間中のディナーはずっと奢ってくれたし、英語が拙いながらも楽しく会話出来たよ。
そして、10日間の旅行を終えて帰国したの。
帰ってからも手紙のやり取りをしていて、お互いの国に遊びに行けたらいいなーなんて思ってた。
あの間違いをするまでは。。
ある時、私はギリシャ語で書いてみようと思い図書館に行って調べたの。言葉を。
それが、手紙の最後に書く『さよなら』だった。
日本だと、手紙の最後に
じゃあねー!バイバイ!
とか書くんだけど、それって、またね!とかの意味だから、同じ感覚で手紙の最後にギリシャ語で『さよなら』って書いちゃったの。
そしたら、彼からの返信。
あなたからの『さよなら』はショックでした。。
でも仕方ない。
さよなら、baby。。
って書いてある!
私はそこで手紙の書き方に違いがあることを悟った!
慌てて手紙を書きたかったけど、説明する文法力が無く、どう書いていいのか分からず、もたもたしてる間に、彼はギリシャへ帰ってしまって、手紙が届かなかったよ。。
とほほ。。
今ごろ彼はギリシャでどうしているでしょう?
ギリシャへ行って案内して欲しかったなぁ!
ミステイクな思い出です。。笑
せっかくの友人を失ってしまった。。
今ならこんな間違いはしないんだけど!
らびゅ☆