彼と一泊近場でプチ旅行。
朝6時半にお迎え。
メイクは5分で終わるが私はロングの巻き髪のため、シャワー後、乾かしてアイロンに時間もかかる。
5時から支度。
若い頃なら起きれなかったが、今は目覚ましも要らないお年頃。


観光しながら、ドライブしながら、楽しい時間を過ごした。
夜のお寿司も美味しかったが、ランチに食べたスープカレーが絶品で、彼と「絶対また来ようね!」と盛り上がる。


宿に着いて、ゆっくりお喋り。

彼が私をジーッと見てくるので
「なになに?」と聞くと「ホントによく喋るねぇ」と言われたが、なんて言いながら彼は私の話を本当によく聞いてくれる。
今じゃ、私の状況や友達関係、全部把握していて、説明が省けて有り難い。


日頃から、私からは絶対にLINEしないので、1週間ぶりに会ったら1週間分のアレコレを話す為やはり多弁になる。


彼が
「あのさ、会えない時や寂しい時は遠慮なく俺にLINEしてきて良いんだからね」と言った。

私は「大丈夫です。これからも私からは連絡しませんよ」と答える。


大前提、私から連絡しないのはご家族との時間や大事な仕事の邪魔をしない、迷惑を掛けたくないからだ。
でも、時を経て、私からはLINEしないというマイルールを守って来た事が今はこの関係にプラスに働いているような気がする。


彼発信の連絡が止まれば、私はそれを受け入れ、関係を騒がず終わらせる。
それもこの恋を始めた時に心に決めた事だ。

続けるには彼が行動するしか無い状況が生まれ
彼ばかりが頑張って一生懸命追う形になっているようにみえて、実はこの形、彼に “いつでも静かに終わらせて何事も無かったようにご家庭に戻れる” 状態にする私の最大限の配慮と愛だという事も、彼はきっと理解しているのだ。

今の形でバランスが保たれている、と思う。



お風呂に入っている時に、私のお腹を摘んで
「チャームポイントだね」と、からかってきた。

「私の特徴と言えば一番に挙がるのが贅肉って事ですか?」と笑うと

「いや、君の一番の特徴は弾ける笑顔。温かさ、人柄の良さ。顔もスタイルもドストライクだし」

「一番の特徴って言ったのに5つも挙げてくれてくれて、逆に怖い」と照れ隠しで彼の肩を叩く。

「いや、本当に君の喜んでる顔を見る事が今一番幸せな時間なんだよね、俺」

「それを日本語で“愛おしい”というんですよ」と、からかい、キレのある返しを待ったのに

「うん、まさにそれ。愛おしい、だわ。二人で居られる時間を捻出する事ばかり考えちゃってるよ」と真面目なトーンで返された。


「俺の特徴は?」

彼のように沢山答えたいところだけれど、私は一つ。


「私の一番の味方!!」


それだけ?と突っ込まれる事も無く
嬉しそうな顔で「伝わってて嬉しいよ」と、おでこにキスの嵐を受ける。


婚外の恋愛は耳障りの良い事だけ伝え合えば良いのかも知れない。
心地良い会話と大笑いの繰り返し。


朝6時半に合流して翌日は夜22時に解散。
1泊2日という時間が許す限り、だった。

「来月の旅行のプランも決まりつつあるから楽しみにしていてね。来週は家に行くね」と解散。


楽しかった。
充実した連休。