戸塚の宿と 大山結ぶ 古道とここで 行き会いて ~ 柏尾通り大山道との交差点 ~ | 温泉大好き!厚木の住人

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厚木・伊勢原・平塚を中心に古街道を辿り、時には川を遡りながら郷土の歴史を探訪します。

 前回・前々回と過去の山行記録をひもときましたが、今回もまた思い出深い出来事に目が留まって。

 

 北アルプス「白馬岳」頂上直下には

 短い夏の時期、高山植物が咲き乱れる「お花畑」が現れます。私たちが訪れた時、まさにこのような景色でしたが。

 

 新宿発の夜行バスで満足に寝られないまま、早朝登山口に着いて

 大雪渓を登り詰めてヘロヘロになった私、やはり花には興味が湧かず(笑)。

 ただ興味を惹かれたのは、登山道とお花畑を「結界」のように区切るロープと、その結界を越えないように見張る環境レンジャーのお姉さんたち。

 少しでもコースを外れる登山客には、厳しい注意喚起の声が飛んでいて。

 

 「まるで中学校の時の学級委員みたい」と同行のSさんのひとり言に、思わず吹き出してしまいました。

 でもそれほどまでにしないと、美しい環境を守れないのでしょうね。職務熱心な監視員のみなさんに今更ながらの感謝です。

 

 本題に戻って「伊勢原市内周遊」。

 前回は古刹「長生寺」まででした。

 長生寺に隣接して佇まうのが「八坂神社」。

 お社はこじんまりとしていて、それほど目立つものではありませんが、

 境内脇に立派な「庚申塔」が。

 高さが2.1メートルもあり、伊勢原市内では最大規模、とされているのだそうです。そういわれてみれば、よく見かける庚申塔と比べるとスケール感が異なり、圧倒される思いもして。

 

 玉川緑道を更に上流へ辿っていくと、片道二車線の県道にぶつかります。

 その交差点脇に佇まれているのが

 不動明王さまと大山道みちしるべ。

 この広い県道、東海道戸塚宿と大山とを結ぶ「柏尾通り 大山道」にあたるのだとか。

 

 (↓ 柏尾通り大山道案内板(海老名市内))

 つまり江戸の昔、この古道はここで玉川を渡っていたことになるのでしょうね。今はその面影を感じることはできませんが。

 

 次回も「玉川緑道」を遡るようにして進みます。