未曾有のアーティストである、クイーンのフレディ・マーキュリーの半生をバンドの変遷と共に描いた傑作。
ロック・アーティストとして既に伝説的な域に達している彼の半生は、世界中のロック・ファンの知るところであるが、改めてこうした劇場用映画で描くことにより、ロック・ファンのみならず年齢性別を超えた幅広い世代の人々に、彼の生き様を知らしめた本作の功績は大きい。
ひとつの劇場用映画として成立するほど彼の人生はドラマティックであり、丹念に描かれたその映像により、様々な想いや印象や考えを観客に植え付けるほど、フレディ・マーキュリーという一人のアーティスト/(彼の言葉を借りれば)パフォーマーの生き様は、人生の機微を豊潤に含んでいる。
単なるロック映画ではなく重厚な人間ドラマを描く作品として、本作は長く語れ継がれるべき傑作である。

フレディに伝えたい…
あなたの生き様を描いた作品は、日本で空前の大ヒットだよ…と
☆☆☆☆☆(星5つ、満点)【11月10日、11月19日、12月15日、12月29日、1月3日、1月13日、2月10日、3月31日、4月7日観賞】
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