声優の矢島晶子さんが「クレヨンしんちゃん」の主人公・野原しんのすけ役を降板することが報じられた。
四半世紀以上、本当に楽しませてくれて、矢島さんには「お疲れ様でした」という言葉以外見つからない。
ところで、問題の後任であるが、あのアニメ作品がこれだけの長きにわたり人気を誇ってきた要因の１つに、矢島さんが発するあの独特なしんちゃんの声であることは言うまでもない。
後任の声優さんの声がガラリ一変したら、間違いなく視聴者は困惑するであろう。
ここで、思い出されるのは、かの名作「ルパン三世」のルパン役・故山田康夫氏の後任に、ものまねでルパンを十八番とした栗田貫一氏が抜擢されたことだ。
もちろん、さすがの栗田氏といえども、山田氏の完全コピーなど出来るわけはなく、微妙に感じは異なっていた。
（別人がするのだから当然といえば至極当然だが。）
ただ、栗田氏に変わったことによってルパンの人気が急降下することはなく、その後も映画制作もされ、今では、栗田氏のルパンに違和感を持つ者は誰一人いないだろう。
そこで、しんちゃんのものまねを上手にこなす声優がいないものかと思っていたら、何といるではないか。
その声優は田所あずささんで、YouTubeにそのものまねがアップされているのだが、これが本当にすごい！
自分としては、彼女がしんのすけを演じ切れれば大過なく交代が進むと思われるのだが……どうだろうか……。