そのナンバープレートの分類番号が、2桁だった。
分類番号とは、このこと。

この分類番号が3桁になったのは、1999年から。
今日見かけた2桁のメルセデスは、C(コンパクト)クラスの初代で1993年から2000年にかけて生産されたモデル。
あの老夫婦は、少なくても15年は乗り続けていることになるだろう。
だから、今日のメルセデスと同じ型で、3桁のナンバープレートのものを見ると、がっかりする。
確実に中古車で買っているからだ。
いまあのCクラスは、50万円も出せば買うことができる。
次の2代目Cクラスでさえ、100万円以下で買えるクルマも少なくない。
そんなにメルセデスに乗りたい?
クルマとしての総合性能だけで言えば、メルセデスとはいえ、いまのカローラに勝てないかもしれない。
と、するならそのエンブレムが欲しかっただけ?と思ってしまうのだ。
クルマは、乗ってみないと、そして性能の優劣や「味」などは乗り比べてみないとわからない。
もっと言うなら所有して何年も付き合わないと、クルマ本来の性能や魅力はわからない。
でもよほどのクルマ好きかお金持ちでない限り、そういう機会には恵まれない。
僕はメルセデス・ベンツというメーカーは尊敬はしていても、自分では絶対に乗らないクルマだと思っていて
運転する機会があっても、あえて避ける「食わず嫌い」だった。
そんな僕だが、転機になったのが10年以上も前、マレーシアでのこと。
メルセデス・ベンツのCクラス、BMWの3シリーズ、そして某日本メーカーの同クラスのセダン。
これら3台を当時できたばかりのセパンサーキットで自由に走りまわり、
さらにハイウェイを100kmずつ計300kmを走破することになったのだ。
へとへとである。
終わった直後、もうしばらく運転したくないや、と思っている僕たちにリーダーが問うた。
「ホテルまであと100kmくらい。どのクルマを運転して帰りたい?」
全員が、メルセデスの名を挙げた。もちろん僕も。
決して運転して楽しいクルマではなかったし、サーキットでは鈍重だったし・・・
でも選ばれたのはメルセデスだった。
この経験をしてから、メルセデスに対する見方が変わった。
ちょっと齧っただけの僕が言うのもなんだけど、
本当にメルセデスの性能や魅力をわかって乗っている人は、何パーセントいるのだろうか。
「メルセデス」の意味を知っているのだろうか・・・
今日、見かけた分類番号2桁のメルセデス・ベンツ。
あのオーナーは、その魅力をよく知っているんだろうな。きっと。
まぁ、クルマなんてそんなものだよ、と言われたら、まぁそうなんだけどさ。
でも、クルマって、乗る人のライフスタイルだけではなく、人格とか嗜好がよく表れるように思うんだけどね・・・
【本日の一曲】 アール・クルー Laughter In The Rain
よくクルマの中で聴いたなぁ、アール・クルー。長距離ドライブには、こういう音楽がいいね。
カテゴリー
wrote by 1961_TM














