絶滅の危機に瀕する象~パーム油製品、象牙製品の背景にある深刻な問題 | Sophisticate sweet Stencil   

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Endangered Elephants Killed in Indonesia



先々日、インターネットを立ちあげると、

真っ先に目に飛び込んできた心痛むニュース記事がありました。


予てから取り上げたいと思っていた事柄でもあったので

予定記事を変更して、先にピックアップしたいと思います。



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絶滅危惧のゾウ毒殺相次ぐ スマトラ島、駆除の対象

2013.6.5 18:18   産経ニュース


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世界自然保護基金(WWF )インドネシアは5日までに、同国スマトラ島で絶滅危惧種のスマトラゾウが毒殺されるケースが相次いでいるとの報告書を発表した。

同島では森林の乱開発で希少動物の生息域が急減。集落や農園に入り込み作物を荒らすなどした動物は、駆除の対象になっている。

 

報告書などによると、WWFは2004年以降、中部リアウ州でスマトラゾウ129頭の死骸を調査。うち59%は毒殺が確認され、13%は毒殺が疑われるケースだった。5%は射殺され、残りは病死などだった。

 

スマトラ島ではパーム油が取れるアブラヤシ農園の造成などで森林が大幅に減少

WWFによると、ゾウの生息に適した自然林は過去25年間で7割が失われゾウがえさを求めて集落や農園に入る例が後を絶たない。(共同)


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毒殺で発見されたスマトラ象


詳細は、WWF Japan の コチラのページ  をご覧になってみて下さい。


~一部抜粋~


スマトラ島の森は、単に、木材を目的とした伐採のみならず、

ヤシ油を採るためのアブラヤシや、紙パルプの原料になるアカシアの植林(プランテーション)

への転換や、農牧場を作るために火入れ(焼却)、また鉱山開発など、

様々な目的で失われてきたことが解ります。


横行する違法な森林伐採、ヤシ油を採るためのプランテーションの建設、

また紙パルプの生産を目的としたアカシアの植林・・・スマトラ島の熱帯雨林では、

さまざまな形で森林環境が脅かされています。


数多くの希少な野生生物も、絶滅の危機に追い込まれており

人と野生動物の間で悲劇的な遭遇事故も頻発しています。


この問題を解決するには、野生生物が人の集落に近づくのを食い止めるだけでなく、

動物達が安心してくらせる森の環境を保全しなくてはなりません


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関連記事

衝撃「ゾウの生存を脅かしている」不買運動の危機から甦った「自然派サラヤ」の“急がば回れ”


~*~*~*~


私がまともにネット活用するようになり

それからいろいろな事を調べたりするようになるまでは

パーム油に関しても無知でした。。


動物性油脂に比べたら、健康面でも倫理面でも

人にも動物にも優しい植物性油脂は優れている

と単純に思っていました。


ですが、よく考えてみれば

限られた人々、限られた国だけがパーム油を使用するわけではなく

世界中で大量生産されるとなれば、当然

パーム油が採れる地域の森林破壊、それに付随する問題が生じるわけです。

そのことに思いを馳せることを忘れていました。。


動物性や合成化学添加物等を避け

地球環境に、人、動物に優しい自然素材の商品を求める裏にも

逆にこういう悲劇もあるということを痛感させられました。


パーム油は主に食品に使用されますが

洗剤等のような日用品やコスメ等にも用いられています。


畜産動物や実験動物の救済に僅かでも貢献できるなら。。と願い

せっせと植物性食品や動物実験NOの自然派商品を買い求めても


それらの動物救済の裏側では

同じ動物である野生動物達が悲鳴をあげ、

絶滅へのカウントダウンを余儀なくされているなら、

こんな悲しい矛盾はなく、ジレンマに陥ります。。


実際、私が使用していた動物実験NO&地球環境に優しい商品や食品の中にも

野生動物の犠牲を伴うパーム油使用商品があります。。



パーム油についてはそのように問題の根は深く

まだまだ書きたいことも沢山あるのですが

今日は他にも取り上げたい事柄もあって、長くなってしまいますので

次回に回したいと思います。


いづれにしても。。

この地球上で私達人間と動物達が平和に共存するには

もっともっと多くの問題を視野に入れた物作り、商品選びが必要だ

ということを、改めて考えさせられるニュースの一つでした。



~*~*~*~



ここからは、上で述べた、他にも取り上げたい事柄についてですが


象の悲劇といえば、以下に挙げる問題の方が

はるかに認知度は高く、知らない人はいないくらいでしょう。


それを知ってもなお、利用する人々は後を絶たない

という点では、食肉、毛皮製品等と同様です。



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アフリカゾウ密漁急増「絶滅も」国連など警告

象牙目当て、日本も消費国

2013.3.7 09:11



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 日本を含めたアジア各国で高値で取り引きされる象牙目当てのアフリカゾウの密猟と密輸がここ数年、

急増傾向にあるとの報告書を国連環境計画(UNEP)や国際自然保護連合(IUCN)などのチームが7日までにまとめた。中国やタイなどでの需要が急増していることが背景にある。

 

 チームは「アフリカゾウは生息地の破壊も深刻で、種の存続が脅かされる」と警告、バンコクで開催中のワシントン条約締約国会議で対策強化を勧告した。

印鑑や装飾品などの象牙市場を抱える消費国の一つとして日本も取引監視体制の強化などを求められそうだ。


 アフリカゾウの生息国で確認されたゾウの死体のうち、密猟で殺されたとみられるゾウの比率は2005年の24%から11年には70%に上昇した。

全個体数の約40%に当たる約23万頭のアフリカゾウが生息するワシントン条約の密猟監視プログラムの対象地域だけで、11年には1万7千頭が密猟で殺されたと推定。実際の数はさらに多いという。


 

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密輸象牙   



不正な象牙の貿易は、輸出ケニア、タンザニア、ウガンダ

仲介者は、ベトナム、マレーシア、フィリピン

主な消費国は、中国とタイ。(次いで日本といったところでしょうか)


これらの国は “Gang of Eight “(8つのギャング)と呼ばれているそうです。



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象牙密輸ルート


上記海外リンク記事の結びでは、

「これは単に自然保護論者のための問題ではなく

国境を越えた世界規模の犯罪問題」としています。


最初それを読んだ時、単に自然保護、動物愛護保護という観点からだけでなく

この問題もやはり行き着くところは

グローバル社会の倫理が問われる問題と暗に言っているのかと思いましたが


以下のような背景があったことを知った時はショックでした。。

つまり、象牙の密猟密売はテロ組織の資金源になっている

という深刻な問題をです。


それについては以下をご参照下さい。


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「アフリカゾウの涙」からのお便り:Vol.3~アフリカの紛争象牙~ 

Time Walkers


一向に減る傾向を見せないアジアの国々の象牙需要と共にとどまることを見せずに跳ね上がり続ける象牙の市場価格。

2008年にキロ157ドルだった象牙価格は2012年には15倍以上のキロ2,357ドルまで跳ね上がります。

象牙1本の値段は、アフリカ人の平均年間収入の20倍以上もの値段にもなっているのです。そして高額で取引される象牙は中国では「ホワイトゴールド」と呼ばれ、その販売ルートは麻薬シンジケートや暴力団によってコントロールされていきます。

さらにアフリカ諸国のテロリストグループや反政府組織は象牙による外貨獲得と、それによる武器購入を広く行い始め、象牙は紛争地帯の資金源と化していきます。

アルカイダ・グループとつながっているとされ、ケニア内で数多くの爆破事件を起こしているソマリアのイスラーム勢力のアル・シャバブ、スーダン西部ダフール地区で2003年以降3万人もの非アラブ人国民の民族浄化をしたとされる武装騎馬隊ジャンジャウィード、住民の殺害や子供の少年兵としての拉致や性的搾取などで知られるコンゴ民主共和国のコンゴ・神の抵抗軍(Congolese Lord’s Resistance Army)などが、紛争象牙を資金源として使用しているのが最近になり明らかになって来ています。

得にジャンジャウィードによるカメルーン北部のブバ・ンジダ国立公園での約500頭のゾウの殺戮は国際ニュースで取り上げられ、世の中を驚かせました。


ケニアの首都ナイロビとタンザニアのダルエスサラームで起こったアメリカ大使館同時多発テロ爆発事件で、テロリストが使った資金は5万ドルと言われています。

アフリカゾウの象牙1本の平均は13.5キロ。現在の象牙価格に換算すると、さらなる爆破事件を起こす為にはわずか1.6本の象牙で資金調達が可能なことになります。

日本国内で買うハンコなどの象牙製品や、中国や東南アジアの象牙の開運グッズなど、、、

これらを購入することで、テロリストの活動資金に貢献しているかもしれないということを考えてみてください。

ゾウの個体数保護だけではなく、世界の平和や経済にも深く関わっている産業なのです。



日本人として私たちが出来ること:

象牙はゾウだけの為にあるという言葉を一人でも多くの日本に伝えてください。


象牙需要がどのようにアフリカゾウの存在を脅かしているか、象牙は死んだゾウからしか採れないこと周りに伝えて下さい。

私たちがアフリカゾウを救う為に出来る一番大切なことは「象牙を持つのはいけないこと」を常識とする日本社会を作ることです。
http://www.facebook.com/tearsofelephants


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別のサイト記事 には、

「店先に並ぶ印鑑をはじめ、どんな象牙も死んだアフリカゾウからしか取れない。

血まみれではない象牙を持っているのは、生きているゾウだけ。」

という表現で書かれてありましたが、まさにその通りです。


象牙も、毛皮その他の製品同様、流血の犠牲の上に成り立つ

死体の残骸の一つなのです。


私達はそのことを心に銘記し、

想像力を働かせて買い物をする習慣を身につけるようになれば

どんなにか社会は変わるのではないかと思います。


痛ましい画像が載っています。

こういう画像は一度見れば十分ですが、一度はしっかりと見て

人間の残酷さを脳裏に焼き付けておくべきと思います。

http://news.mongabay.com/2012/1212-kahumbu-op-ed-poaching.html



こんな赤ちゃんゾウに、

お母さんを失う悲しみと絶望感を味わわせたくはありません。。


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Extinction Countdown



私達の快適で豊かな暮らしは

一体どれだけの他国の人々や動物達の犠牲の上に成り立っているのだろう。。

とつくづく心が重くなってしまいます。


地球も動物も悲鳴をあげていることが、このネット社会によって

明らかにされてきている現代

大量生産、大量消費を見直すべき時にきているのではないかと思います。