セッション開始時のコンディションは気温22℃、路面温度23℃、湿度96%。再びウエットコン


ディションでセッションスタートとなった。上空からはかなり雨が落ちており、路面の水量は午


前のフリー走行1回目より増えている状況だ。


ピットレーン出口のシグナルがグリーンに変わり、ハイメ・アルグエルスアリ(トロ・ロッソ)から


コースイン。続いてチームメイトのセバスチャン・ブエミもガレージを離れ、インストレーションラッ


プを行った。しかしアルグエルスアリはデグナーの手前でバランスを崩す場面もあり、コンディ


ションはかなり悪化している模様。ブエミも無線で「アクアプレーニングがひどい」と訴えていた。


2人は1周のインストレーションラップ終了後にピットへ帰還し、その後は待機。それ以降どのド


ライバーもマシンに乗り込まず、鈴鹿にはエンジン音が響かない状態でセッションは半分を終え


た。


セッション残り時間30分になるまで誰もコースインしない状況が続いたが、ようやくガレージを離


れたのはフェルナンド・アロンソ(ルノー)。しかし1周様子を見ただけでピットに戻ってしまった。


一方、アルグエルスアリが再度コースインしてタイム計測を実施し、1分56秒848というタイムを


たたき出した。続いてさらにロマン・グロージャン(ルノー)もコースインしたが、アロンソと同じく1


周のインストレーションラップで終了。その後再び静寂が訪れた鈴鹿だが、アロンソが残り16分


というところでコースイン。その後1分48秒693というタイムをマークした。


続いてグロージャンとニック・ハイドフェルド(BMWザウバー)がコースイン。さらにブエミと中嶋も


ガレージを離れ、小林可夢偉(トヨタ)やセバスチャン・ベッテル(レッドブル)、ニコ・ロズベルグ


(ウィリアムズ)もタイム計測に向かった。中嶋はアロンソから0.5秒遅れの2番手タイム、1分49


秒158をマーク。可夢偉もタイムを残したが、1分53秒068だ。その後、ブエミが1分48秒691をた


たき出してトップに立ったが、中嶋が1分48秒058を刻んでトップに立った。


セッション残り時間は1分。ここでエイドリアン・スーティル(フォース・インディア)が1分47秒261


を刻み、ルイス・ハミルトン(マクラーレン)も1分47秒983で2番手。フェラーリのキミ・ライコネンが


セクター3の最速タイムを刻んだが、全体的なタイムアップにはならず11番手。ここでセッション


終了となった。


日本GP金曜フリー走行2回目で最速タイムをマークしたのは、フォース・インディアのエイドリアン・


スーティル。大雨用のウエットタイヤで1分47秒261を刻んでみせた。2番手にはベッテルがつけ、


3番手にビタントニオ・リウッツィ(フォース・インディア)。4番手にハミルトンが入り、ここまでが1分


47秒台。5番手の中嶋は1分48秒058だった。トヨタのヤルノ・トゥルーリは8番手、可夢偉は12番


手。このセッションではヘイキ・コバライネン(マクラーレン)、ジェンソン・バトン、ルーベンス・バリ


チェロ(共にブラウンGP)の3名が一回もコースインしなかった。