F1世界選手権第6戦モナコGP決勝レース(周回数78周、レース距離260.520km)が、モンテ


カルロ市街地サーキット(全長3.340km)で行われた。


レーススタート直前の天候は晴れで、気温25℃、路面温度42℃のドライコンディション。ブリヂ


ストンはモナコGPにソフトコンパウンド(ハードタイヤ)とスーパーソフトコンパウンド(ソフトタイヤ)


という2種類のドライタイヤを持ち込んだ。


レッドシグナルが点灯、ブラックアウトとなりレース開始! ブラウンGPが好スタートを決め、バリ


チェロがライコネンの前に出た。フェラーリ勢はKERS(運動エネルギー回生システム)を搭載して


いるものの、スタート地点から第1コーナーまでは200mしかないため、有効活用ができなかった


ようだ。4番手ベッテル、5番手フェリペ・マッサ(フェラーリ)、6番手ニコ・ロズベルグ(ウィリアム


ズ)、7番手ヘイキ・コバライネン(マクラーレン)、8番手マーク・ウェバー(レッドブル)、9番手フェ


ルナンド・アロンソ(ルノー)、10番手中嶋一貴(ウィリアムズ)と続いた。ハミルトンがタバココー


ナーでヤルノ・トゥルーリ(トヨタ)をかわし、18番手に浮上した。


11周目にターン1のサン・デボーテでクラッシュ発生! セバスチャン・ブエミ(トロ・ロッソ)がネル


ン・ピケJr.(ルノー)のリアエンドに突っ込み、マシンを止めた。ピケJr.にもダメージはあったよ


うで、なんとか1周を走った後、ピットに帰還。しかし再スタートはかなわず、チームスタッフはマ


シンをガレージにしまった。


ライコネンはバリチェロのスローペースに付き合わされたため、15周目にピットイン! 7番手で


コースに戻った。バリチェロも16周目にピットストップを実施したが、ライコネンの前に出るために


給油時間を少なくし、それが功を奏した。その直前にベッテルがターン1で単独クラッシュし、マ


ンを降りている。バトンは17周目にピットに入り、ロズベルグの後ろ、マッサの前となる2番手


でコース復帰。ロズベルグは18周目にピットインし、これでバトンが首位に戻った。ロズベルグは


中嶋の前、8番手でコースに戻った。


上位勢の多くが1回目のピットストップを終え、33周目にはマッサが1分15秒759というファステス


トラップをマーク。この時点では首位バトン、2番手バリチェロ、3番手ライコネン、4番手マッサ、5


手ウェバー、6番手ロズベルグとなった。


レースはそのまま順位変動なく進み、69周目。首位バトン、2番手バリチェロ、3番手ライコネン、


4番手マッサ、5番手ウェバー、6番手ロズベルグ、7番手アロンソ、8番手ボーデ、9番手フィジケ


ラ、10番手中嶋という序列となった。中嶋は71周目に2回目のピットストップを行い、ソフトタイヤ


を装着した。


しかしその中嶋はファイナルラップのミラボーでオーバーランし、タイヤウオールにヒットしてマシン


を止めた。バトンがファイナルラップもまとめ、トップチェッカー! 


F1キャリア初のモナコ制覇を達成し、今シーズン5勝目を刻んだ。2位にバリチェロが入り、ブラウ


ンGPが今シーズン3回目の1-2フィニッシュを達成。


3位にライコネン、4位にマッサが入り、フェラーリはシーズン初のダブル入賞となった。5位はウェ


バー、6位はロズベルグ、7位はアロンソ、8位はボーデ。トヨタのグロックは10位、トゥルーリは13


位。ウィリアムズの中嶋は15位となった。


ファステストラップは50周目にマッサがたたき出した1分15秒154だった。