まいどっ。
ちゃみでっす。
このblogは、蒼辰の構成台本、ちゃみの語りでお送りする[読むラヂオ]です。
テーマは[暇つぶしのお供]。
お気軽にお付き合いくださいまし。
さて、9月、火曜雑学のテーマは、お茶でございます。
お茶。
わたしたちの生活に欠かせない飲み物でございます。
ほっと一息でございます。
あれ、カフェインの作用なんですね。
カフェインには覚醒作用がございますです。
さらにカテキン、L-テアニンというのが、お茶の三大成分でございます。
これらのさまざまな作用があるからこそ、お茶はお茶なのです。
あ、他の飲み物とは違うってことね。
なるほど。
みなさまはどんなお茶がお好みででしょうか。
お茶ったって、いろんなお茶がありますからね。
日本茶に紅茶、ウーロン茶に、麦茶、コーン茶などなど、とくれば、やっぱコーヒーも仲間に入れたくなります。同じカフェイン仲間ですからね。
と、いろいろあるお茶の仲間ですが、お茶ってなに? って問われれば、答えは、茶の木の葉から淹れるものが、お茶ってことになりますね。
あったりまえだ。
んじゃ、おんなし茶葉から作る日本茶、紅茶、中国茶の違いはどこにあるのかっ。
なんとなくさ、茶の木の種類が違うんだろうと思うよね。
品種の違いってやつ。
ところが、じゃ~ん。
そうじゃないのであります。
日本茶、紅茶、中国茶などの違いは、ぬあんと、茶葉の作り方の違いなのであります。
もちろん、紅茶は紅茶の茶畑で作ってるんだよ。日本茶は日本の茶畑で、中国茶は中国の茶畑で。
だから、産地によって、茶葉に香りや甘みに違いが出るのは当然です。
でも、同じ茶畑の茶の葉から、日本茶でも紅茶でも中国茶でも、作り出せることは作り出せる。
そういうものなんですって。
ほや。
んじゃ、茶葉の作り方の違いはどんななのか。
これ、ルーツはすべて中国茶なので、中国茶の分類をまず紹介して、そっから始めましょうか。
中国茶の世界では、お茶を大きく四つに分けます。
緑茶、青茶、紅茶、黒茶。
この4種です。
それぞれどう違うか。
緑茶は、摘み取った茶葉を、すぐに火入れ、早い話、天日で乾燥させます。
これによって、生の茶葉が、空気にふれて酸化発酵するのを防ぐのであります。
これによって、お茶の瑞々しい香りが残ります。
日本のお茶は、すべて緑茶です。
中国でも、お茶消費の60%以上が緑茶なんだそうで、いわばお茶の主流です。
ちょっと意外。
じゃ、青茶はってゆうと、途中まで酸化発酵させて、途中で止めちゃうものです。
どのくらいで酸化発酵を止めるか、加減があります。
なので、青茶の種類はもんのすごく多いです。
代表的なのは、今や誰でも知ってるウーロン茶でございます。漢字で書くと、烏龍茶。
これについてはね、来週あたり、ちょっと別の切り口のお話します。
他にも、香港のレストランでよく出される鉄観音なんてお茶とか、水仙茶とか、あと中国福建省の武夷山脈の周辺で作られる岩茶などなど。
もんのすごい種類があって、90年台の中国茶ブームのころは、お店もたくさんあって、いろんな聞いたこともないお茶が輸入されたりしてましたが、今はどうなんでしょ。
ちょと下火かもね。
そして、完全に酸化発酵させちゃったものが、紅茶でございます。
言わずもがな、英国人が愛するお茶。そんでもって、欧米諸国ではいっちゃん当たり前に飲まれているお茶でございますね。
最近のティードリンクブーム以前は、お茶にミルクやレモン入れるのは、紅茶だけでした。
これ、完全発酵させるために、紅茶は渋み、苦味が強い。そこで、渋みをまろやかにするため、ミルクを、苦味を緩和させるために、レモンを入れてたんですね。
なぁるほど。
最後の黒茶。
これだけちょっと特殊です。
微生物によって成分が分解される、いわゆる発酵によって出来上がるお茶です。
しかも発酵、止まりません。
香港の飛行場のお土産屋さんとかで、[珍蔵六十年]なんてラベルに書いてあるお茶、見たことある人、いるかな?
あれが、黒茶。
発酵し続けるから、古いものほど珍重されるのであります。
代表的なのは、いっとき、健康茶として話題になったプーアール茶があります。
正直、ちょとクセのある香りです。
くさい茶というあだ名があるほど。
けどこれ、健康にいいだけじゃなく、お茶の歴史とも深く関わっているお茶なんですけどね。
ほいでもってこの4種類、入れたとこを並べると、緑茶がもっとも色が薄くて、青茶、紅茶、黒茶とだんだん濃くなってゆきます。
最も爽やかなのが、緑茶。
爽やかさにコクを加えたものが、青茶。
コクたっぷりで、渋み苦みもあるのが、紅茶。
黒茶は、他のどれとも違う味わいです。
大体おおよそ、こんなような順番になります。
ね、なんとなく、発酵の深さと、出来上がるお茶の違い、分かってくるでしょ。
おもしろいよね。
そして、その気になれば、同じ茶の木から採った葉を、緑茶にも青茶にも紅茶にも、さらには黒茶にもできるって、不思議ですよね。
もちろん実際には、茶の畑は、それぞれ作るお茶のために栽培されてます。
そこから香りや風味の違いが生まれるんです。
なので、お茶の種類が、もんのすごくいろいろあるわけでございます。
極めるなんて、とてもとてもの世界です。
こりゃ一生のお友だちだな。
てなわけで、本日はここまでにしときましょ。
次回は、お茶にまつわるあれこれです。
いよいよ雑学っぽくなるかな?
なっても面白くないと喜ばれないぞ。
大体、とっしょり蒼辰の雑学って、かなりどうでもいいの多いからな。
例によって、期待しないで待っててくださいまし。
ほいでわまたっ。
ちゃみでしたっ。