まいどっ。
ちゃみでっす。
このblogは、蒼辰の構成台本、ちゃみの語りでお送りする[読むラヂオ]です。
テーマは[暇つぶしのお供]。
お気軽にお付き合いくださいまし。
はいっ、予定より1日遅れのupでございます。
エイプリルフールを避けたとも、とっしょり蒼辰が急な温度変化で体調崩したとか、理由はさまざまに言われておりますが、本日、無事にupいたしますです。
それにしても、急に寒くなりましたですからね。
みなさまも体調にはお気をつけいただきたいと思います。
さて、今月の・・って、もう4月だ・・なんだけど、3月の火曜雑学、知ってるようで知らないタイのことの、本日が最終回でございます。
ねぇ、2月の終わりにとっしょり蒼辰とマダムが初のバンコク旅行に出かけ、感激と感動で帰国して以来の、旅日記と雑学テーマの3月でございましたが、それもこれも、この4月1週でフィナーレでございます。
今しばらくご辛抱くださいまし。
さてはて、本日は最終回ということで、旅日記の中でも雑学的なことを、こっちにもって参りました。
知ってるようで知らないタイのこと、最終回でございます。
まず、タイは仏教国です。
これ、みなさんもご存知のとおりです。
観光ガイドブックなんかにも、女性は僧侶に触れてはならないとか、仏教国らしい注意が書き記されております。
実際、バンコクの街、至る所に寺院があります。
それだけだと、単にお寺の多い街ですけど、それ以上に、タイの人々の生活の中に仏教があることを感じる場面はけっこうあります。
とっしょり蒼辰とマダムが、ビブグルマンのお粥やさんで食事していた時のこと。
二人連れの中年の僧侶がお店にやってきました。
すると、お店を仕切っていた若者が、すかさず、用意していたテイクアウト用のお粥をふたつ、お坊さんに差し出します。
それも恭しく、片膝をつき、首を垂れて、差し出すんです。
受け取ったお坊さん、ま、お礼なんでしょうか、ひとしきり、言葉をかけます。
もちろんタイ語だから内容はわかんないんですけど、お経でもなく、説教でもなく、単なるお礼でもなく、なんてゆうんだろう、祝福と祈りのような言葉をかけるんです。
その間、若者はずっと片膝つき、首を垂れたままです。
恭しくね。
それからこんなことも。
バスに乗っていたときのこと。
とっしょり蒼辰とマダムは、最後尾の席の真ん中に座っていました。
そしてバスが、とある寺院の前を通過したとき、窓際に座っていたおじさんが、お寺に向かって、そっと首を垂れていました。
日本でいう檀家寺だったのか、あるいは信心しているお寺だったのかわかりませんけど、そんなところにも、仏教が日常に親しんでいることがわかります。
あるいは、とある駅でのこと。
片隅に、若いお坊さんが立っています。
托鉢でもしてるのかな。そう思いながらちらと見ると・・スマホをいじってるだけでした。
まぁね、そんなこともあるさ。
けど、タイでは、男子、一生に一回は出家することになってるんだそうです。
出家、ですよ。
俗世の生活を捨てて、仏門に入るんです。
日本だと、出家イコールお坊さんになる、お坊さんとして一生を過ごす、ってことになり、ちょと特別な存在。
でもタイでは、男性は誰もが、一生に一度、出家する。
そう思うと、ふつうに歩いてるタイ人男子が、ちょと違って見えてくるのは、気のせいでしょうか。
でもね、バンコクの街、ゴミ落ちてないんですよ。
そりゃ、道路がガタガタだったりはするんですけど、ゴミは落ちてない。
きれいなんです。
もしかしたら、常に裸足で歩くお坊さんのためかもしれないし、一度は出家した男たちの影響かもしれないし、けど、そんなところにも、信心深い人たちの営みがあることを感じてしまいます。
そしてちょっと、日本と似ているなとも感じてしまうわけです。
日本もね、宗教心はそんなに強くはないけれど、お寺さんやお坊さんに対する敬意は持っているし、どの家も庭先をきれいにするのも、そんなことと関わりがあるんじゃないでしょうか。
そんな気がいたしますです。
もっとも、日本の仏教とタイの仏教、違いもあるようです。
大きくいうと、タイは大乗仏教、日本は小乗仏教です。
どう違うか。タイのは、個々人の修行に重きを置くのに対し、日本のは衆生、つまりみんなの救済に重きを置くんだとか。
なんせ聞きかじりなんで、間違ってたらごめんなさい。
昔授業で習ったあやふやな知識で補足すると、タイの仏教のがインドのそもそもの仏教に近く、日本のは中国経由で入った思想をさらに進化させたもの、ってことになるんじゃなかったでしたっけ。
ま、そんな感じです。
あ、それと、タイの仏教って、インドの影響、やっぱ大きいんですよね。
ワットアルンやワットポーみたいな大きな寺院を歩いていると、ヒンズー教の神様の像があちこちにあります。
こんなところも、日本の仏教とはやや違うのかも。
でもね、なんとなく感じるのは、そこに求める穏やかさって、やっぱどっか共通してるなってことなんです。
タイって、親日国としても知られてるわけなんですが、仏教を通して流れる空気感が似てるのかな、とも感じてしまいました。
タイと日本、似ているところはあるんですよね。
片や国王を戴き、こちら天皇がおわす国。
19世紀、東アジアの国々が、西欧列強の進出により、つぎつぎ植民地化されてゆく中で、独立を保ったのも日本とタイだけ。
そして、その植民地からの解放を謳って、日本は東南アジア諸国にも軍事侵攻したわけですが、独立を保っていたタイには、侵攻しませんでした。
そんなこんなも関係しているんでしょうか。
そして現代では、そんな下地があってこそなのか、若者は日本のポップカルチャーが大好きです。
あのね、テーマパークがあるんだよ。
ズバリ、日本をテーマにしたテーマパーク。
[原宿タイランド]とか[イチバステーション]とかあるんだけど、マジ、日本を体験するためのテーマパークなの。
どんなところか興味のある人は、検索してみてくださいまし。写真も出てきます。
そんなこんな、違いもあれば共通点もたくさんあるタイ。
ソウルや台北が、世界中どこにでもある大都会になりつつある今、異国情緒を味わうには、とってもいいとこかもよ。
てなわけで、本日はここまででっす。
金曜日には、旅日記の最終回をお送りする予定になってます。
そして来週は・・ん? なんか、重大発表があるようでございます。
どうせまた脅かしてるだけだろうとは思いますが、例によって、期待しないで待っててちょ。
ほいでわまたっ。
ちゃみでしたっ。


