まいどっ。

 ちゃみでっす。

 このblogは、蒼辰の構成台本、ちゃみの語りでお送りする[読むラヂオ]です。

 テーマは[暇つぶしのお供]。

 お気軽にお付き合いくださいまし。

 

 はいっ、今年からのリニューアル・スタイル、火曜雑学は、柴犬の3回目でございます。

 今回は写真、なしです。

 もう尽きちゃいました。

 故ルナちゃんのお写真、スマホ以前のもあるんだよね。

 でもそれ、デジタイズしてないんでしょ。

 したほうがいいんじゃないの?

 あは、とっしょり蒼辰、苦い顔してます。

 さて、柴犬。

 第1回では、もともとはウサギを狩る猟犬だったこと、日本人とは、縄文時代からの長い付き合いであることを、第2回では、しかし、大正時代には絶滅の危機に瀕しながら、愛好家の努力により復活し、天然記念物になったというお話でございました。

 3回目の今回は、柴犬の特徴についてです。

 柴犬の特徴。

 なんたって、立ち耳、巻き尾、そして短毛です。

 立ち耳と巻き尾は、日本犬の特徴でもあります。

 耳の立った犬って、世界的にみると珍しいんですよね。

 なので、柴犬が海外で流行するときは、ここがユニークで可愛いという理由が多いようです。

 そらね、ニューヨークのセントラルパークだの、ロンドンのハイドパークだので、柴犬連れてたら、そら珍しがられますわな。

 家庭犬としては大変にユニークなわんちゃんなのであります。

 そして短毛。

 トリミングがいりません。

 なので経済的・・と思ったら、落とし穴がありました。

 年に2回、換毛期があるのです。

 冬毛が夏毛に、夏毛が冬毛に、年に2回、毛が生え変わるんですね。

 そのたびに、大量の毛が抜けます。

 もう、すごいよ。

 自然に抜けてくんだけど、途中がみっともないから、手で抜くのね。

 むしゃむしゃ抜けるんだ、これが。

 結果、集めれば、ちっちゃなクッションできるんじゃね、ってくらい抜けます。

 いやほんと。

 しかも、換毛期じゃなくっても、少しっつ抜けるんだよね。

 なので、柴犬を家飼いすると、床には常に、毛のかたまりが落ちてると覚悟してください。

 犬アレルギーの方がいるお家ではまず無理です。

 そして、つぎも覚悟のいる話。

 柴犬、野生味たっぷりです。

 ありとあらゆる犬種の中でも、もっとも狼に近い犬種なんです。

 イヌって、ハイイロオオカミから分岐したんですが、最初に分岐したのが、柴犬の系統なのです。

 もっとも狼に近いんです。

 するとどうなるか。

 ときに、攻撃的です。

 なんせ、もとはといえば、自ら獲物を狩る猟犬です。

 ときには、熊を相手に互角以上の戦いをしてきたわんちゃんです。

 家庭犬になっても、その本性は潜んでいます。

 気をつけてください。

 噛み癖のある柴犬、珍しくないんです。

 ただし、外でいきなり攻撃的になって、見知らぬ人や犬を噛むことは、ほとんどありません。

 むしろ、喧嘩売られても知らん顔してます。

 じゃ、誰が噛まれるか。

 家族なんです。

 柴犬は、狼と同じように、群れの中の生き物。その中での序列を常に気にします。

 自分より序列が下と思っている個体が、自分の座を奪おうと感じたとき、自らを守るために、きっぱりと戦います。

 なので、わんちゃんに、自分のが上と思われないようにしましょう。

 そのかわり、群れのリーダーには、どこまでも忠実なわんちゃんでもあります。

 はっきり言って、ブリードを重ねた洋犬に比べると、躾は難しいかもしれません。

 ある程度、わんちゃんのこと、柴犬のこと、お勉強してからのがいいかもしれません。

 そのほうが、わんちゃんのためでもあると思います。

 あとね、豆柴とか黒柴とかって、独立した犬種じゃありません。

 どれも柴犬のうちです。

 小型の柴が豆柴なんですが、のびのび育てるとおっきくなっちゃいます。すると苦情がくるので、ペットショップだと扱いたがりません。

 豆柴を看板にしたブリーダーさんが全国にいくつかあるんだけど、大きくなりうること、承知で買ってくださいね。

 あと黒柴は、親が赤か黒かに関わらず、一定の割合で生まれてくるんです。

 なので、どうしても黒柴、って人は、ペットショップやブリーダーさんに予約することが必要になります。

 あと、まれに白の柴もいます。

 昔話とかにでてくるわんちゃんですよね。

 きび団子ごときで桃太郎の家来になっちゃった食いしん坊のわんちゃんも、ほぼ白の柴です。

 ただ、今は柴犬の毛色って、赤と黒しか認めてないって話もあるので、白の柴犬、どこで手に入れられるのか、とっしょり蒼辰にもわからないそうです。

 町で見かけたら、思い切って聞いてみるのも手かもね。

 だって白の柴、お話の中のわんちゃんみたいで、可愛いよね。

 そんなこんなで、柴犬の雑学、そろそろおしまいです。

 6犬種ある日本犬の中で、家庭犬と言えるのはほぼ柴犬だけかも。

 愛情をこめて飼えば、あなたにとって大切な家族の一員となることは間違いありません。

 興味のある方、家族として迎えてみては?

 そしたらちゃみに、ときどきお散歩行かせて。

 はいっ。てなわけで、本日はここまででっす。

 次回は、もう一月も月末。

 今月の締めくくりをやるらしんだけど、それ、面白いのか?

 例によって、期待しないで待っててくださいまし。

 ほいでわまたっ。

 ちゃみでしたっ。