まいどっ。
ちゃみでっす。
このblogは、蒼辰の構成台本、ちゃみの語りでお送りする[読むラヂオ]です。
テーマは[暇つぶしのお供]。
お気軽にお付き合いくださいまし。
またもや三連休でございますですね。
明けて月曜の14日が、スポーツの日でございます。
10日の体育の日が、ハッピーマンデーで第二月曜に移り、スポーツの日となりました。
もちろん、元をたどれば、1964年 昭和39年、アジア初の東京オリンピックの開幕日でございます。
そしてスポーツの秋、なんですが、近頃は5月や6月に運動会やる学校も多いんですよね。
スポーツの秋、ちょと影が薄いようでございます。
なので本日は、別のお話です。
本日10月11日は、旧暦の9月9日。
すなわち、本来の重陽でございます。
日本は、旧暦のイベントも、あらかた日付で新暦に移しちゃったから、ピンとこないヒトもいるかもしれないけど、重陽を大切に祝う国では今も旧暦です。
そのほうが季節感も出ますよね、やっぱり。
日本では菊の節句なんですが、今の9月9日じゃねぇ。
やはり今頃のほうが、菊にはふさわしいようでございます。
昔は、あちこちで菊人形展とかやってたそうですけど、今は見かけなくなりました。
って、菊人形って、なに?
有名な武将とか、歌舞伎の登場人物とかの人形が、菊で飾り付けてある。
ふ~ん。
で?
は?
とっしょり蒼辰も、子供のころ、こりゃなんだ、だからなんなんだ、と思いながら見物していたとか。
そりゃ廃れるわけだ。
いろんな花を使って、花人形として再生したとか、そういう話もまったくありません。
どうやら忘れられた存在のようです、菊人形。
いよいよ我が国では影が薄いね、重陽。
元はといえば五節句のひとつですよ。
1月7日の人日、3月3日の上巳、5月5日の端午、7月7日の七夕と並ぶ五節句のひとつが、重陽でございます。
ほう。由緒正しいんだ。
けど、なんでなの?
え~と、陰陽思想では、奇数は陽の数であり、その奇数が重なる日を節句とした。
中でも、奇数の極みである九が重なる重陽は、陽の気が強すぎて不吉とされ、それを祓う行事として始まったのが、のち、陽の重なりを吉祥という考えに転じ、祝い事になったんですか。
ふ~ん。
わかったような、わかんないような。
けど、歴史はやたら古くて、後漢以前の文献でも確認されているとか。
西暦25年以前のお話です。
日本はまだまだ、まったく縄文時代のことです。
そら古いわ。
その中国では、祖先の墓を訪れて、経緯を払う日となっております。
墓参りの日ね。
韓国の秋夕(チュソク)と似てます。
日本なら、お盆、またはお彼岸です。
墓参りってゆうと、日本ではお墓はお寺にありますから、どしても仏教行事と思っちゃいますけど、他所では墓地です。
考えてみれば、お墓とお寺がこんなに密接に結びついてるの、日本だけなんだよね。
もっとも日本でも、宗派宗教に関係ない墓地、増えてきたけどね。
あ、話がそれました。
ほいでね、祖先の墓を訪れて、経緯を払うという精神が、のち、老人を敬うという考えとひとつになりました。
そんなわけで、2012年から、中国では重陽の節句は、高齢者の日となりました。
老人節というんだそうです。
日本だと、9月15日が、今はハッピーマンデーで、第二月曜になりました。
世界各国、敬老の日はあるんだけど、由来も違えば、日付も違うの、面白いですよね。
あ、こどもの日もそうだわ。
けど、ま、高齢者を敬い、大切にしようという精神は、世界共通です。
こどもの日の、こどもを大切に育てようって気持ちもね。
あ、重陽の節句のお話ね。
昔の中国では、菊の花を浮かべたお酒を飲んだり、菊のつゆを染ませた綿で体を拭ったりと、雅な風習がいろいろとあったようですが、それも今はあんまりやらないようですね。
ってことは、重陽の節句、やっぱ影薄いじゃん。
ちゃみ思うに、やっぱ食い物ですよ。
食い物のくっついてこないイベントは盛り上がらないんですってば。
なんども言ってるっしょ。
秋なんだからさぁ、栗とか芋とかとタイアップして、重陽だから秋のスイーツいただきましょ、てなことにすれば、まちっと盛り上がるんじゃないでしょうか。
業界方面の方、ちょと考えてみてちょ。
てなわけで本日はここまででっす。
週明けは、見上げてみよう、夜の空を、って、ん?
なんだろね。
ほいでわまたっ。
ちゃみでしたっ。