まいどっ。
ちゃみでっす。
え~と、本日は、蒼辰がなんかネタをめっけてきたみたいなんですが、なんですか?
え~と、っと。
昭和39年、1964年の8月26日、お、今日だ、その日に、おばけ煙突の解体工事が始まりました。
はぁ?
なんなんっすか?
おばけ煙突?
え~と、おばけ煙突というのは、かつての千住火力発電所にあった四本の煙突で、菱形に並んでいるため、角度によって、一本や二本、三本に見えることから、おばけ煙突と呼ばれていた。
へ~え。そんなんがあったんだ。
詳しい説明は省きますが、って、省くのかい。ま、い~や、それで?
ともかく、そのエリアのいわばランドマークとして有名で、解体工事が始まる時には、煙突の下でお別れの会が開かれたほどだったんだ。
ふ~ん。
今はもう火力発電所もなくなって、東電のなんかの施設になってるみたいね。
これ、場所でいうと、北千住の駅に近いとこみたいで、あの辺、今すごいっすもんね。
ショッピングセンターとかもできて、たいそう賑わっているようですが、昭和39年、今から50年以上前は、いわば下町、働く人の町だったから、おばけ煙突、日々、人々が見上げていたのかもしれませんね。
って、なんかありふれたまとめだなぁ。
それで?
ん? ネタがもいっこある?
はいはい。
同じ年、昭和39年の8月27日、お、さっきの翌日だ、その日に、佃大橋が開通いたしました。
ほうほう。
それに伴って、佃の渡しが廃止となったのであります。
って、またまた。渡し船があったんですか? 佃に?
あ~、観光用かなにかで。
え? 違う。実用の交通だったんだ。
へ~え。
50年ちょっと前って、江戸時代?
んなことないよね。
それなのに、みんな毎日渡し船使って学校行ったり、買い物行ったり、通勤に使ってたりしたんだ。
ふぇ~え。オドロキ。
え? あのあたりの地理を思い浮かべてみろ、って?
ん~と、佃大橋だよね。
あの入船のとこから、月島を超えて、豊洲の方までいくやつだ。
けど、佃ったら、東京駅に直角にぶつかってる八重洲通りをまぁ~っすぐ行って、中央大橋を渡ったとこじゃん。
え? 中央大橋できるの、佃大橋よりずっとあと?
あ、そうなんだ。
そうすっと、はは~ん。
渡し船がないと、築地側と行き来するの大変だったんだ。
へ~え、ふぅ~ん。
渡し船ねぇ。
ともかく、佃大橋ができたおかげで、佃は陸の孤島から解放され、渡し船も無くなりました。
それで?
蒼辰として、へ~えと思ったのは、どちらも昭和39年ってとこなんだ。
昭和39年、どんな年だった? って言われても、ちゃみ、生まれてませんから。そんなんわかりませんよ。
え? 大きな出来事があった年? 祭日にもなってる?
さいじつぅ。
なんの日?
体育の日。
ん? ってことは?
あ~あ~、東京オリンピックやらかした年なんだ。
ふ~ん。
で? だからなんなの?
つまり、東京オリンピックあたりを境に、東京から戦前の面影が次々と失われ、近代都市になっていった、ちょうどその変わり目に当たる年だったんだなぁと感慨に耽りたかったと、そういうことか。
年寄りくさい郷愁ってやつっすね。
その上、文章がちょっとよれてるよ。
んなことないって怒ってます。蒼辰。
なになに? モノゴトの成り立ちや、それまでの経緯を知ることは意義のあることだ、って?
ま、そうかもしれないけど、今を生きてるもんにとっちゃね、まいんち必要な知識じゃねぇよな、どうしたって。
え?
だから、そういう、忙しい日常の中では、どうでも良くなっちゃうような知識を、さらっと披露するのが、このblogdなんだ、って?
初めて聞いたわ、そんな話。
ハァ~、そういうシュシだったんっすか。
んじゃ、これからも、忙しい人間にはどうでもいいようなハナシが次々と出てくるんですね。
だから、暇つぶしにちょうどいい、なんだ、って?
あ、そういえば、そうか。
そういうことか。
分かった。
ちゃみも、これからそのつもりでいます。
暇つぶしにちょうどいいラヂオ・キャスターを目指してやろうじゃありゃあせんか。
それでいいんでしょっ。
てなわけで、なんだからわからない回はこれでお終いです。
次回、まちっと中身のある回になるといいなぁ。
ほいでわまたっ。
ちゃみでしたっ。