彫刻家の関頑亭さん死去

2020年06月06日14時55分

 関 頑亭さん(せき・がんてい、本名保寿=やすじゅ=彫刻家)5月18日、老衰のため東京都国立市の自宅で死去、101歳。東京都出身。葬儀は近親者で済ませた。喪主は長男純(じゅん)さん。
 彫刻家の沢田政広氏に師事。奈良時代の技法「脱活乾漆」で弘法大師像を完成させ、東京都中野区の宝仙寺に奉納した。ドストエフスキーに似た容貌から山口瞳さんの紀行文に「ドスト氏」として登場することでも知られた。

 当山の寺報「光明院通信」のカットも何度か描いてもらった。謝礼は受け取らなかった。頑亭が行く 人生、飄々と。と言う本をいただいた。

偉い人ほど偉ぶらない。頑亭さんもそのようなお方だった。