日本人向けの服装のモデルが外人、それもヨーロッパ系白人になっているカタログが多い。彼等に相応しい洋服が、体型の全く違う日本人にも同じように見えるわけがない。







モデルというと、日本人モデルでも身長が高く、痩せ過ぎなくらい痩せている。平均的日本人とはかけ離れている。平均的な体型な人のモデルが良いかというと、そうでもない。数的にはあくまで平均なのだから、数が多いわけでもない。ひとりひとり違うので、長身で太っているひと、背が低く太っているひと、平均身長で痩せているひと、低い高いも少しと大いにというのもある。腰の曲がった背の低いひともいる。もうこうなったら、ひとの数だけモデルが必要になってくる。裁判員制度よろしく、いろんなひとがフッションショーに出るというのはどうか?


一流モデルはそれなりに訓練され修練を積んで努力しているのだろうが、桁外れの収入を得ている。そう言う世界とは別でいいが、一般顧客を対象とするカタログは実質的モデルでつくってもらいたい。そうすると、夢が無くなるのかも知れない。この世界ももちろんそうだろうが、夢を売る仕事というのも確かにある。いや、多い。夢と現実的なモノとの乖離。