第3357回 北居都神社の先生よりの2つの条件のお話。【第1話】
2024年6月29日土曜日の投稿です。
2020年平島団地分裂騒動顛末記 第1311話
【前話 第3355回の続きより。】
当時の平島団地の民生委員のC2宅での打ち合わせを
行ったその翌日の、2019年7月25日木曜日の午前9時40分頃、
僕は、チェーンソーの音が響く、北居都神社【きたこずじんじゃ】
の東側の工事現場から石段を上がって北居都神社の境内の中に
ある建物の社務所に向かって移動したのでした。
当時、午前中でしたが、気温が上昇し、汗がしたり落ちる、
そんなカンカン照りのお天気でした。
社務所の前で、午前10時に宮司の先生と待ち合わせを
していて、早めに到着して待っていたら、東の石段から
宮司の先生が、
「ふぅ。」
「ふぅ。」
「ふぅーぅ。」
と言いながら石段を登って来られたのです。
顔を見て、僕が会釈すると、宮司の先生は、
「あんた、今、下で伐採作業を見て来たんじゃが、
ほんまに、神社は金は払わんでええんか。」
と、確認するような質問を受け、
社務所の前で、
「先生、はい、そうです。」
「昭和の頃の電柱の契約書を見つけて、相手と
お話して、先生のおっしゃる通り、神社の負担金なしで
お話してあります。」
と言うと、宮司の先生は、
「亡くなったうちの爺さんの頃の契約書を見つける
とは、あんた、よう、それを見つけたのう、わしゃ、
坪井の家に長ごう住んどるが、ワシも知らんかった。」
と、こんな質問のようなお話があって、僕が、
「先生、学校の歴史の授業は、年号や、出来事を
暗記するのが目的ではありません、過去の出来事を調べて、
未来に生かす手法を勉強するのです。」
「ほーーぅぅぅぅ。」
「僕が、上手くやったのではなく、先生のお爺さんが
将来の事を心配し、先々を考えて契約書に1行添えていた
おかげで、僕は業者と交渉するのに非常に役に立ちました。」
と、お話すると、神社の宮司の先生は、
「それよ、わしゃー、70才を過ぎて、今つくづくと、
もう少し若い頃から父親を手伝っておきゃーえかったと
何回も後悔しょうるんじゃ。」
「教員をしょうて、ほとんど神社の事を知らずに、
退職後に神社の宮司を継いで、ほんまに昔の事がようわからん
のんじゃ。」
「ところであんた、平島団地の老人会の会長の
C1さんから、だいたいのお話は聞いとるが、神社
の境内で何をしたいんか。」
と、質問を受けたのでした。
【次回に続く。】