第３２４７回 民生委員を中心とした福祉町内会の構想のお話。
２０２４年５月６日月曜日の投稿です。
２０２０年平島団地分裂騒動顛末記 第１２６３話 
【前話 第３２４４回の続きより。】
２０１９年７月１５日月曜日の祭日の１５時過ぎに、
岡山県岡山市東区の平島小学校の西側に位置する
ニュー平島団地 １３２世帯の町内会長であった
備前焼爺さんの自宅で、当年８０才の平島団地の
民生委員の
Ｃ２さんの推薦状を持参すると、前例が
無いと反対したのでした。
それで当時、こんなお話を語って同意をしていただいたのです。
１９７０年から入居が開始された平島団地では、約５０年が
過ぎて、例外もありましたが、ほとんどの世帯が子供達は外に
出て行き、２人の世帯が主流でしたが、２０１９年の当時、
１０４才を筆頭に、９０才代、８０才代、７０才代がその
大部分を構成し、小学生がいる世帯はわずか１１世帯で
ありました。
その先予想される現象が、夫婦のどちらかが他界し、
独り暮らしの世帯がどんどんと増えて行くのはわかり
切った現象でした。
２０１９年の当時、徘徊と言って、夜中にふぅーーと出歩いて
パトカーで戻って来たり、近所のスーパーで風呂場と間違えて
衣服を脱いだりと、いろんな痴呆の症状の高齢者が増えつつ
あったのです。
それを２００世帯近くある高齢者の集団をたった一人の
民生委員が世話をするのも限界があったのです。
出来たとしても、数が多すぎると世話がどうしても薄く、
少なくなる現象が発生します。
結果、目が行き届かなくなり、孤独死や、病気で早く気が
つけば助かる命も放置してしまう結果が予想されていました。
Ａと言う民生委員の人の能力が１００パーセントで、
平島団地のように他に代わる人がいなかった場合、
Ａさんが病気で休んだり、他界した場合、０パーセントに
なってしまいます。
企業経営者的な考えですが、その対策として、
Ａさんの能力が１００パーセントの人の周囲に補助を行う人
を作り、数年一緒に活動を補助していただく仕組みを造りた
かったのです。
そうすると、Ｂ、Ｃ、Ｄ、Ｅ、Ｆさんは能力が０パーセントで
したが、翌年には２０パーセントの能力が増えたとします。
みなさんの能力を合わせると１００パーセントになります。
いつ、人が病気で休んでも、代わりが出来る人を作って
いなかったのが今までの平島団地の現状でした。
それを改めて、僕が考えた平島団地社会福祉町内会の
基本構想は、当時１２世帯程度宅地の造成で世帯が
増えることが予想されていたので、１４の地域に２人づつ、
合計２８名の民生委員の補助業務を行う人を作る計画
でありました。
この中から、名義人を１人出して、その人を民生委員の
名義人に指定し、前民生委員のＣ２さんを後見人にして
相談を行いながら、平島団地の中に社会福祉のネットワークを
作ろうとしていたのです。
今、僕が行っていますが、洗濯物が前日から干した状態で
放置されていないかとか、新聞紙や郵便物が溜っていないかとか、
見て歩いたり、声をかけて挨拶して歩いたり、こういう事は
お金もかかりませんし、
夕方、散歩と一緒に行ったりすると
誰でも出来ると思います。
異変があったり、難しい出来事は、みなさんで相談して行えば
と思っていました。
こういう社会福祉町内会の活動を考えた原点は、西日本豪雨水害
の被災地、岡山県総社市下原地区を見学して考えるようになりました。
南に１キロ離れた、岡山県倉敷市真備町周辺では、
西日本豪雨水害の死者が５２名程度発生しました。
北にあった下原地区では、大きな爆発事故の後、
同様の浸水被害がありましたが、死者は０名でした。
ここに僕は何度も通って、どのような相違があったのか
と見学して歩きました。
２０１８年の被災地の見学で、そういう思いを強くし、
社会福祉町内会の仕組みは、災害時の避難の伝達、
歩行困難者の早めの避難活動などにも応用が出来ると
持論を展開したのです。
ニュー平島団地 １３２世帯の町内会長の備前焼爺さんも、
６７才の一人暮らしでしたが、僕のお話を聞いて、前例は
ないが、仕方が無いと考えたのか、ニュー平島団地にも
同様な問題があったのかもしれませんが、最終的に同意して
いただいたのです。
民生委員の発祥の地、岡山県岡山市東区の東の端の町、
東平島の平島団地で前例のない、未経験者を民生委員の代表者
とし、８０才の前民生委員の元自衛官のＣ２さんがその後見を
行い、その下で２８名の補佐人が、民生委員の活動の補助を
行う、社会福祉町内会のスタートラインとなった、そんな日が
２０１９年７月１５日 月曜日 海の日祭日での出来事でした。
確かに、こんな事は前例がなく、個人情報の保護はどうするのか
とか、その後に、いろんな問題が発生して行きました。
女性の寝たきりの高齢者の着替えを男性の民生委員や、
男性の高齢者の補助委員が行うのかとか、何しろ
初めての行いでしたので、いろんな問題が発生したのですが、
問題が発生したら、必ず解決策が一緒にある、みんなで団結して
解決すればよいと思っていたのが当時でした。
しかしながら、世の中思ったように行かないもので、
元生命保険会社の支店長の
Ａ１元町内会長と
平島団地の西の放送局の
意地悪婆さんらが禁止決議
されていた、平島団地の周辺の商店や企業に寄付や協賛金
の要求を再開するなどと叫んで分裂して行ったのでした。
また、出来事の順番に紹介して行く予定です。
【次回に続く。】