第3120回 鍔の世界展・備前長船刀剣博物館を見学する。【岡山県瀬戸内市】 | 模型公園のブログ

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第3120回 鍔の世界展・備前長船刀剣博物館を見学する。

 

       【岡山県瀬戸内市長船町】三毛猫犬ルンルン

 

       2024年3月4日月曜日の投稿です。

 

 

【転載・コピー自由です。】

 

 

 

  今日のお話は、岡山県瀬戸内市長船町にある

 

備前長船刀剣博物館の鍔の世界展を見学したお話です。

 

 

 

☆駐車場は無料です。

 

☆入場料は500円です。ひらめきルンルン

 

 

 

 

 2024年2月10日土曜日から、4月21日日曜日の

 

期間の展示です。

 

 

 

 

三毛猫上差し入って左側の1番目の太刀は、鎌倉時代後期の備州長船景光の

 

作品です。

 

 

 

 

 

あまり詳細に紹介すると、来館者が減ったらいけないので、

 

紹介程度に紹介します。

 

 

 

よかったら、珍しいので来館して見学してください。

 

たくさん名品が展示してあります。

 

 

 

三毛猫上差し

 

 

2階に上がると、今回の鍔の世界の展示となっています。

 

こちらも詳細に写真を掲示すると来館者が少なくなったら

 

いけないので、見所だけ、紹介程度で紹介します。

 

ここの鍔の世界の展覧会で一番高価で価値が高いのが、

 

2階の展示室を入って直進し、正面突き当りの展示品です。

 

 

 

三毛猫上差し

 

ほとんどの人が見向きもせずに通り過ぎて行きますが、物の本質

 

を理解している人は立ち止まって驚く作品です。

 

この鍔は羊羹のような鉄の色で、価格にしたら相場1千万円程度で

 

取引される高価な日本で1枚しかない珍しい鍔です。

 

 

 

 

号は、花押 信家【かおう のぶいえ】と言って、

 

室町時代の後半の作品です。

 

伝来は、東京都台東区上野の東京国立博物館の刀剣室長だった

 

佐藤寒山先生が亡くなるまで,盛光の脇差と一緒に大切に

 

されていた品で、日本国内に、1枚しか確認されていない、

 

名工 信家の花押のある作品です。

 

刀剣美術所載の本に紹介されている品で、重要刀装具

 

指定品です。

 

東京で手に取って見たことがありますが、鉄の色が

 

羊羹【ようかん】のようで、爪ではじくと、良い音が

 

した記憶があります。

 

 

 

 

 

2階の通路左側のこの古甲冑師の鍔も名品です。

 

表面に薄く黒い色が見えますが、室町時代の昔の

 

黒漆の跡です。

 

ここが鑑定のポイントで見所の一つです。

 

爪で弾くと、カンカンと、この時代の独特の

 

鉄の音がします。

 

後の模倣品の鉄の音とは違っていて、鑑定の

 

ポイントです。

 

 

 

 

 

 この日輪透鍔は、刀剣美術と言う本に写真付きで紹介されていて、

 

珍しい、室町時代のおそらく初期の応永の頃、甲冑を作る職人が

 

余技で制作したと思われる古い所の鍔です。

 

こちらも、手に取って鑑賞したことがありますが、

 

厚さが2ミリ程度の薄くて大きい直径の作品です。

 

この作品は、そうですね、本と一緒なら100万円程度は

 

動くのではと思います。

 

 


 

 

  この室町時代初期の古甲冑師の作品ですが、

 

  おそらく、60万円前後で取引される名品です。

 

  長年の風化で、トンボの透かし部分が切れて

 

  破損している品が多いいですが、この作品は

 

  保存状態が良く健全です。

 

  12年程度前に手に持ったことがありますが、

 

  厚さが2ミリ程度の薄い厚さで、周囲の膨らみの

 

  ことを土手耳【どてみみ】と言うのですが、

 

  掟通りの本歌の品物です。 

 

 

 

  久しぶりに、鍔の本歌のよい作品を見学しました。

 

 

 

 

 みなさん、500円で、これだけの名品を見れるのは

 

ありがたいお話で、久しぶりに名品の数々を見て楽しめ

 

ました。三毛猫犬ハート

 

 

   

 

 

     三毛猫じゃあ、みんな また 今度ね、ハートラブラブ

 

 

【次回に続く。】【転載コピー自由です。】