第３０１７回 昭和五年 岡山県議会議員・参與官集合写真を鑑賞する。
２０２４年１月１３日土曜日の投稿です。
☆ 古写真の部屋 
今日のお話は、昭和五年こと、１９３０年１１月に
岡山県に天皇陛下が行幸されることになり、岡山県が
天皇陛下をお迎えするについて、みなさんで正装して
記念写真を撮影しました。
今日紹介する写真は、岡山県議会 議員の集合写真です。
タイトルは、
「大演習 予算を決議したる県会議員及び参與官。」
とあります。
昭和５年の当時、岡山県に参與官と言う役職があったようです。
大正１２年９月に関東大震災と言う大きな天災があって、
その翌年の大正１３年８月１２日に、東京府に参與官と言う
役職が出来ました。
〇参與官と書いて、「さんよかん。」と呼んでいたそうです。
この役職は、戦後の、１９４８年こと、昭和２３年４月まで
存在していましたが、廃止されたそうです。
どんな人だったのかと言いますと、東京府の内務省などから、
岡山県に派遣された人達のことを参與官と、岡山県庁の人は
呼んでいたそうです。
正式には、参與官は、天皇陛下が直接任命された官僚が
そう呼ばれていたそうです。
岡山県の香坂昌康 知事が、天皇陛下が岡山県に
御成りになると言う事で、岡山県議会に対して
臨時予算を提案し、岡山県議会 議員と参與官の
みなさんが臨時予算を議決した時に記念に集合写真が
撮影されたようです。
一番右の前列の人物は、岡山県 警務部長の薄田美朝【すすきだよしとも】
さんと思われます。
前列、一番左の人は、安岡正光 学務部長と思われます。
前列、左ら２番目の人は、上田内務部長と思われます。
どうも、全員が県議会議員ではなく、東京の内務省から
出向して岡山県に来られている人も写真の中にいらっしゃる
ようです。
この写真の中に、自身のひいお爺さんが写っているとか
情報がありましたら、投稿で教えていただけると助かります。
【次回に続く。】